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不憫 [政治/国際問題]

拉致問題を訴えれば訴えるほど、日本は国際的に孤立していくという皮肉。

それにしてもアメリカは「テロに屈しない」国ではなかったのか?

北朝鮮が製造した核兵器は、広島に落とされたものより小さい、核兵器としては小規模なものだ。にも関わらず核兵器を持ったという事実だけでここまで180度アメリカの態度が豹変してしまっては、日本を含め世界中の国が核兵器を持とうとしても不思議はないだろう。

 アメリカは核兵器を発明した国であり、唯一実戦に使用した国である。それだけに核兵器の恐ろしさを誰よりも知り抜いているのだろう。思えばイラクに対してあれほど強引に戦争をしかけたのも、大量破壊兵器がないことを確信していたからに違いない。さも戦争が終わってから「大量破壊兵器はなかった。」などと白々しい発言をしたが、無いことを確信していたからこそ戦争を開始できたのだ。しかしイラクは今や泥沼の内戦、火の車だ。アメリカは石油の出ない北朝鮮なんぞにいつまでも構っている暇はない。早いとこ片付けてイラク戦後処理・イラン空爆に全力で向かわなければならない故の今回の大幅な譲歩。このままではイランも他の国も核兵器製造に追随するのは目に見えている。かくて世界は核兵器を持って睨み合うことになり、いつか管理者の手を離れ、大量の人命を奪うことになろう。

それにしても情けないのは、拉致問題が解決しないとエネルギー支援をしない日本の姿勢を、非難した韓国政府だ。韓国は日本よりも多くの国民を北朝鮮に拉致されているのに、同じ民族だからというだけで許されるとでもいうのか?拉致は誘拐であり立派な犯罪だ。誘拐は同じ民族どころか同じ国民の間で起きても犯罪ではないか!韓国政府は一体何を考えているのか。

結果、日本以外にとって拉致は全くどうでもいい問題になってしまった。「SONG FOR MEGUMI」に涙ぐむ横田早紀江さんが不憫でならない。腰抜け安倍政権がいつまでアメリカに逆らえるのか、お手並み拝見と行こう。

 


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核実験日和 [政治/国際問題]

今日は実にいい天気だった。ぬけるような雲ひとつない青空、暖かく、風も穏やかで、外には鳥のさえずりや子供達のはしゃぐ声が聞こえ、そして空には放射能が舞う?
 普通、こういう天気だと洗濯日和とか、祝日なのでレジャー日和とか、秋祭りとか運動会とか、仕事明けの私はポカポカお昼寝日和(爆)だとか、考えるわけだが、どっかの独裁者や軍事技術者の歪んだ目には核実験日和に映るらしい。こんな天気の良い日に放射能にまみれた暗い室内で、地下核実験を行う(または偽装する)なんてなんと根暗(死語?)というか哀れな奴らだ。もっと楽しいことに時間を使えばいいのにねぇ~。 そういえば広島に原爆が落ちた日も良い天気の日でしたね。世界の終わりというとSF映画では、マトリックスでもターミネーターでもどんよりした曇り空が想定されるが、現実は、こうした雲一つない晴天の日に目に見えない危険物質が漂う状態なんでしょうね・・・。
 北朝鮮の核実験については、大袈裟に騒ぐと北朝鮮の思うつぼなので、あんまり大騒ぎしたくないものだ。クレーマーとは常に注目されたがっているものだから無視するのが一番だ。大体、今更核実験なんて散々、中国でも旧敵国のソ連でも、GODZILLAを生んだフランスでも(爆)、そして何よりもアメリカが広島・長崎で無用な”核人体実験”を行ってきたではないか!世界に核の種を播いたのはアメリカであり、元凶はアメリカだ。アメリカのマッチポンプ、自ら撒き散らした兵器で起きた紛争を自分で軍事介入する、まるで料理にゴキブリを入れて保健所に文句を言う様なヤクザ風手口は、カンボジアでイラクで過去に何度も行ってきたことではないか。先日も横須賀で放射性物質が港から発見され、アメリカの原子力空母が原因と見られているが、アメリカは無視したままだ。そして今やその片棒を担ぐ日本政府も同罪である。六ヶ所村には大量のプルトニウムを保有している癖に、今さら北朝鮮の放射能を心配するなんてお笑い草だ。既に世界は核で満ち溢れている。私はまだ行われていない北朝鮮の核ミサイル着弾より国内のプルトニウム貯蔵所が大地震にあう方がよっぽど確率が高いし恐いと思う。
 資源を盾に強行外交を続けるロシアも、表で非難・裏で援助の二面外交を続ける中国も、そしてそれらの資源と市場を必要としているアメリカも基本的には何も変わらない。北朝鮮は現体制を維持したいし、内部崩壊を期待するには人民の力は余りに弱い。アメリカがもし、二国間協議など北朝鮮に譲歩すれば、ナチスドイツに英仏が譲歩した第二次世界大戦前夜のミュンヘン会談の様に、独裁者は図に乗り戦争は起きるかもしれないが。かといって北朝鮮もアメリカもどうせ核ミサイルは撃てないのであるから、両方とももう打つ手はないのである。このまま放っておくしかない。日本政府に至っては「断固たる非難」を繰り返すばかりで全く無能である。いくら非難なんかしても向こうはやめないし、中国もロシアいるから国際的に孤立もしない。かくてメディアには拉致やテポドンの時と同じ様な虚しい抗議の映像が繰り返されるばかりである。
 あり得ない北朝鮮の核ミサイル着弾を言い訳にした核武装論は全くナンセンスだ。アメリカの属国である日本は核武装を外注しているだけで自前で持つよりよっぽど現代的である。自前で持とうが外注しようが、どうせ発射ボタンは押せないのだ。むしろ責任をアメリカになすりつけた方がよっぽど気楽というものだ。考えてもみたまえ、核武装をしたところでアメリカの属国という地位は改善されないのだ。首都東京を含めこの国の中枢はすべてアメリカに握られている。本当の敵は北朝鮮ではなくアメリカだ。勿論、この核実験を待つまでもなく日本は核武装の準備を着々としている。単に電気を起こすだけなら風力でも水力でも地熱発電も十分タービンは回せる。高速増殖炉が止まっているのにプルトニウム発電に固執するのは、核武装の野望のなにものでもない。あとはきっかけを待っているに過ぎない。国民が不安にかられ核武装を容認する契機を。この世の不幸とは必ず「将来への過剰な不安感」から起こる。国民の経済をむやみに圧迫する莫大な費用を投じて核武装を行うことは必ずや負の連鎖へと日本人を貶め、未来の子供達に最大の不幸をプレゼントすることになるだろう。

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孤立無援 [政治/国際問題]

 ”北方領土周辺海域で8月、ロシア国境警備局に銃撃・拿捕された北海道根室市の漁船の坂下船長が3日午後、根室港へ戻った。 記者会見では「ご迷惑をおかけして深くおわびする。(亡くなった)盛田君には一生謝罪しても許されない」と涙ぐんで、頭を下げた。 当時の操業場所については、北海道と北方領土の中間ラインより北海道寄りに設定されている漁業調整規則ライン上だとし、「密漁はしていない」と説明。ロシア政府側の調べや裁判で国境侵犯と密漁を認めたことについては「罪を認めれば若い2人も早く解放され、裁判の期間も短くなると弁護士に言われたからだ」と述べた。  ロシア国境警備隊による銃撃については、事前に信号弾などによる停船命令や威嚇射撃はないまま「パパパパーン」と音がし、左舷にゴムボートが近づいて銃が見えたかと思うと、すでに盛田さんは船上に倒れていたと説明。発砲は5、6発で、「(ロシア側が説明する流れ弾ではなく)狙い撃ちだったと思うか」との質問に「そうだと思う」と答えた。 外務省ロシア課の中村和彦・首席事務官は、坂下船長の話とロシア側の調べに食い違いがあることについて「事実関係を確認していきたい」とし、没収された船体について「政府間交渉で引き渡しを求めていく」と語った。 ”
http://www.asahi.com/national/update/1003/TKY200610030427.html より

→これが本当なら、国家の不当な圧力による完全な冤罪ではないか!!
操業は、国際上不明確な北方領土海域ではなく、完全に日本国内の領海内で行われていた。しかもロシア政府側は事前に何の通告なしに、発砲・殺害に及んだことになる。
坂下船長は誰に対して何の罪で謝っているのか?本来、悪いのはロシア政府側であり、坂下船長は謝罪する必要もあやまる必要もない。坂下船長は政府の大した支援もなく、孤立無援で戦ってきた。坂下船長の律儀で誠実な態度に比べて、ロシア政府の不誠実な隠蔽態度は何事か。
これは、日本人である坂下船長を信じるか、ロシア政府の言い分を信じるか、二者択一の問題だ。
 お決まりの日本側のコメントは、「何もしない」、と言っているのと同じだ。小泉元総理の路線を継承する安倍新政権は、相変わらずこの問題について音無しの構えで、それに追随するマスコミの対応も小さい。中国の船がちょっと領海に近づいたり、領海近くでガス田を掘っただけで大騒ぎするのになんで、ロシア政府にはこんなに甘いのか?そんなことだからサハリン2開発停止などなめられた態度を取られるのだ!やはり中国人はアジア人で、ロシア人は白人だからか?自分達は名誉白人としてアジア人よりはレベルが上だが、白人(欧米人)にはコンプレックスでもあるのだろうか?
いずれにせよ、資源とサハリン2に参加する様な大企業に弱い日本政府のこと、安倍総理はこの問題について可能な限り無視し続けるであろうし、その手の内をよんでいるロシア政府はどこまでも強行姿勢で付け込んで来るに違いない。私個人は、この問題は北朝鮮のミサイル発射問題に匹敵する重要な事件だと思っている。いやむしろ、死者が出ているだけこちらの事件の方より重大かもしれない。このままでは亡くなった方の尊い犠牲は報われない。
「国連安保理での北朝鮮に核実験を実施しないよう警告する声明案について、ロシアは北朝鮮により配慮した文言を盛り込むべきだと主張」
http://www3.nhk.or.jp/news/2006/10/06/d20061006000113.html  より
→ロシア政府と北朝鮮政府がつるんでいるのはもう必然。北朝鮮はロシアの国境線であり、生命線なのだ。ロシア政府は北朝鮮の我侭、横暴振りを借りて、自国では出来ない様なことを子分にやらせることで国連等での影響力や主張を強める作戦だろう。ベトナムでソ連が行った"代理戦争”の再現である。
日本政府は真相究明に向け全力を尽くしてもらいたいが、何かにつけ弱腰な安倍総理のこと、まあ無理だろうが。仮に坂下船長が正しくても日本政府はロシア政府に抗議もできまい。ロシア政府が正しくても北方領土は自国の領土とする政府は坂下船長の罪を問えまい。政府のできることと言ったら坂下船長のスキャンダルなどマスコミに書かせて社会的に抹殺した挙句、事件をうやむやにして闇の彼方に葬り去ること位だろう。


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素晴らしい判決と踏みにじる権力者たち [政治/国際問題]

「懲戒処分をしてまで起立、斉唱させることは、思想、良心の自由を侵害し、行き過ぎた措置。国旗掲揚、国歌斉唱に反対する者も少なからずおり、このような主義主張を持つ者の思想・良心の自由も、他者の権利を侵害するなど公共の福祉に反しない限り、憲法上保護に値する権利。起立や斉唱の義務を課すことは思想・良心の自由を侵害する。通達や都教委の一連の指導は、教職員に対し、一方的な一定の理論や観念を生徒に教え込むことを強制することに等しく、教育基本法10条1項で定めた『不当な支配』に該当し違法」

素晴らしい判決だ!よくぞ言ってくれた、東京地裁!!!!教師は日頃、生徒たちに、思想の自由の尊さを教えていかなければならない立場なのに彼らに対して、日の丸・君が代に対しては、起立、斉唱しないと処分し、強制的にその思想を捻じ曲げさせることは、完全な思想統制・思想弾圧だ!!!

これに対し、石原”バカ独裁者”都知事は「控訴しますよ。式典で国旗・国歌に敬意を払う行為は規律を取り戻すための統一行動の一つ。裁判官は現場を見てるのかね?義務を怠った教師が懲戒処分を受けるのは当たり前」とふてぶてしく言い放った。

石原よ、そういうお前は現場をきちんと見てるのか?日頃、言論の自由、思想の自由を生徒たちに教えこまなければいけない立場の教師たち、過去の戦争で日の丸、君が代が軍国主義のシンボルとして使われその元にどれだけの尊い命が失われ、人権が奪われ、残虐な行為が行われ、戦時教育の元、児童たちに強制的な思想統制がなされたことを過去の歴史的事実として生徒たちに教えなければならない教師たちが、どれだけ日の丸・君が代の強制起立・強制斉唱で、その矛盾に悩み苦しんでいる学校の実態をきちんと把握しているのか?恐らく北朝鮮のマスゲームの様に強力な思想統制の元、一糸乱れる行動を彼は、”規律”と呼んでいるのだろう。そんなものは活き活きした子供たち明るい自由な振る舞いからなんと遠いことか!個人主義、民主主義に基づく思想・精神の自由の概念となんと正反対なことか!人間は一人一人違って当たり前なのに、全ての人が全く同じ行動を取ることのなんという不気味さ!しかもそれを強制的に行わせ、逆らうものには罰則を課すなどもう戦時中の軍国教育と変わらないではないか。そんな表面上の見た目だけ綺麗にごまかして人間の内面とか、心の発育を全く無視した教育を続けている限り、日本の子供はどんどん荒みきっていくだろう。そして教師の悩みは「2001年宇宙の旅」のHALが抱えた矛盾のように長く教師ら苦しめいつか自我崩壊していくことだろう。一連の教師不祥事、指導力不足の根幹はこの様な、都教委が抱える、本音と建前の矛盾によるジレンマに教師も生徒も翻弄されている事に他ならない。

 軍国主義の歴史や思想の自由を教えるなら、日の丸・君が代の強制起立斉唱はやめさせよ!
 日の丸・君が代の強制起立斉唱をさせるなら建前的な思想の自由教育や軍国主義の歴史教育
などやめて、戦前の思想統制時代に戻ってしまった方がまだ教師も生徒もその矛盾に悩まずに済むだろうさ!
 
これに対し、小泉”バカ独裁者”首相は「個人の考えも大事だが、社会性、協調性がいかに大事か。法律以前の礼節の問題に対して、教師がはっきりした態度を示さない方が問題だ。学生が社会人になって国歌も歌えない、国旗に敬意も払わない。外国に行ったら変に思われる」
と、最後は、お得意の全く論点をすり替えた発言。外国がどう思おうが知ったこっちゃない。それこそ小泉お得意の”内政干渉”だろうが。これは国内の問題だろうが!まさに馬脚を現すだ!

てめえはロシアによる漁船拿捕・殺傷事件に関しては一言も喋らないくせに、こういう時だけしゃしゃり出てきて弱い者苛めをするのはやめてもらいたい!スっこんでろ!
礼節なんかで人の行動を縛ったりするから、先の戦争のようなことが起きるんだろうが!!!そんな曖昧な、時の権力者の解釈でどうにでも変えられるもので統制するとバカな国家が暴走するから、わざわざ法律を作って思想の自由を規定しているのに、何、時代錯誤なこと言ってんだ、おめえは!敬意なんてものは強制して払わせるものじゃないだろうが!自然に湧いてくるものだろう!もし敬意が払われないとすれば、それは”払うに値しないもの”だからじゃないのか?君が代の”君”って天皇のことだよなあ。あの歌は天皇の治世が永遠に続きますようにっていう歌だ。戦後の解釈では”君は国民”なんて教わったけどどう見てもこじつけ。今の民主主義、議会政治に合わない戦前の時代錯誤な天皇主権ソングじゃないか。あんな眠たいメロディーはできれば国歌にして欲しくないと俺なんか思うし、そう思っている人も結構いるはず。大体、国歌に”苔”だの”石”だの貧乏くさいって!(爆)。フランス国歌なんかかっこいいよなあ。「カサブランカ」で店中の人がフランス国歌を歌うシーンは感動するね!本来敬意とはそういうもんだろう。
日の丸も紅白じゃあまりおめでた過ぎていやだなあ、もう少し色んな色が入っていた方が自由な気風がしていい。個人的にはブラジルの国旗なんて好きだなあ。国歌や国旗に色んな好みや意見があってそれを自由に述べられる国こそが、本当の民主主義国家なのではないか?一つの意見に強制的に塗りつぶしてしまっていいのか!いっそのこと君が代・日の丸が本当に国歌・国旗にふさわしいか人気投票でもやって、人気がなければ国民の原案による新しい国旗・国歌を作る方が、起立斉唱しない奴を強制的処分するよりもよっぽど民主的と言えよう。

 原告団のささやかな「控訴しないで欲しい」という願いも傲慢な石原都知事に耳に届く筈もなく、この判決は、高裁・最高裁で必ずやひっくり返されるであろう。日本の三権分立は既に死んでいる。司法は、もはや時の権力者のいいなりで特に憲法解釈については何ら拘束力がない。地裁の果敢なチャレンジ、勇気ある問題提議も、傲慢なナショナリストに踏みにじられ、日本は形骸民主主義への道をひた走ることになろう。


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本当に怖いのはやっぱりロシアだな [政治/国際問題]

靖国問題ではあんなに中国、韓国に威勢が良かった小泉総理も今回の「北方四島周辺水域における日本漁船の銃撃・拿捕事件」には、尊い犠牲者も出ているのに全く音無しだ。もっとも夏休みならしょうがないか。総理と言えども人間休みは大切、きっちり休まないとね!

 冷戦世代の私の場合、一番怖いと教えられたのは中国でも北朝鮮でもなくソ連だった。中国とソ連は当時、国境問題で仲が悪かったから、中国はソ連牽制のため日本に接近し今より仲が良かった。従って冷戦時代に教育を受けた30代~40代の人にとって中国はそんなに嫌いな国ではなく(だから中国バッシングに戸惑っている)、ソ連=ロシアの方に寧ろ嫌悪感を抱く。一方、冷戦終結後の教育を受けた20代以下の人にとってはロシアは民主主義の友好国であり(だから今回の事件には思考停止になるだろう)、中国はかつてのソ連に替わる共産主義陣営としての敵と教えられた筈だ。だから彼らは素直に中国を嫌える。一方、戦争を知っている老世代には、「自分たちはアメリカに負けたのであって中国に負けたわけではない」という誤解(本当は中国を含む連合国に負けたのだが)と第二白人意識(だからロシア人にも卑屈になる)によるアジア人蔑視、及び終戦直後の大陸での逆襲(自業自得というか因果応報というか)から中国を忌み嫌う者も多い。
[↑というのは、何の統計にも基づかない私の個人的偏見かつ憶測です。すみませんm(_ _)m]

やっぱりロシアは看板を架け替えただけで何にも変わってないなあ、問答無用の不気味さがある、論理なんて通じる相手ではないという感じがどうしてもしてしまう。それはKGB出身プーチン大統領の感情のこもってない冷徹な目つきにあるのか、偏った教育や報道のせいなのかわからんが。
カニ如きで人の命を奪うとは全く許しがたい。本来は日本固有の領土なんだから、何しようと勝手なはず。密漁のお詫び?自国の海域だから密漁じゃねえし。遺憾に思う?しかしそこは実効支配。
これから天然ガスとかいっぱい売ってもらわなきゃいけないし、やっぱり今の時代、資源国は強いねぇ。これじゃ小泉はなんにも言えないよなぁ。良かったねぇ夏休みで!(爆)。やっばり有終の美を綺麗に飾るというわけにはいかないねぇ。ヘタすると任期中には釈放されない可能性も高い。だから二島だけでも返還しておいてもらえば良かったのに!こんな大事なことを面子にこだわって何十年も棚上げしてるなんて。北方領土問題はさすがの小泉もサプライズは起こせず、国民の目を逸らすことしかできなかった。それも最後には失敗だ。思えば先日の北朝鮮のミサイル発射もロシアの協力があってこそだ。資源を楯にした強行外交は今後益々激しさを増すだろう。問題をまる投げされた次期総理は難しい選択を迫られることになるだろう。が、少なくとも資源と人命を天秤にかけることはやめてもらいたいものだ。


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的中!ありがとう筑紫さん [政治/国際問題]

「私は、『遂に来るべきものが来た』というよりは、『既に色んな事が、既に始まった』という思いを強く致しました。 『靖国問題、或いは日本と中国の関係について慎重に』というような発言をしますと、要人や財界人に対する嫌がらせ、威圧が、随分その前から続いておりました。 靖国神社にたくさんの人たちが祀られているわけですが、あの戦争を準備したのは、その前の要人や要人に対するテロや暗殺でありました。『物が言えない空気』というものが出来て戦争に突っ込んでいったんですけれども、私たちはいつか来た道を歩むんでしょうか。今、私が言っているようなことを、ある種の緊張と覚悟を持って言わなくてはならないというような、そんな時代を私は見たいとは思いません。」
                                  - NEWS23 多事争論 より抜粋-

私が昨日、ブログで書いたテーマは、やっぱり昨夜、筑紫哲也が、多事争論で取り上げてくれた。
ありがとう!筑紫さん!それが言いたかったんです。昨夜の筑紫さんは、かなり興奮、緊張し最後は喉を詰まらせていたが、それだけこの問題を公の場で発言することが、ある種の緊張、恐怖を既に伴ってしまっていることを如実に表していた。表現は柔らかでも、ある種の決意を持った、勇気ある発言だったと思う。私は戦前の時代が再び繰り返すことは何よりも恐ろしいし、メディア業界に生きる人たちにとってそれは、我々一般人の想像もつかないような恐怖感があるだろう。そんな中よく言ってくれました。これからも脅しに屈せずに頑張って発言して欲しいと思います。ご迷惑でしょうが一方的に応援しています!(爆)
http://www.tbs.co.jp/news23/onair/taji/s060816.html



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8.15事件-加藤議員の実家放火で全焼- [政治/国際問題]

ほら、俺の言った通り思想弾圧、言論統制が始まった。
小泉批判、靖国参拝批判を口にした者は、問答無用、死ね!という実に恐ろしい行為だ。
私は今回の出来事に5.15事件を重ね合わせずにはおれない。

別に加藤紘一議員が今さら何を発言しようと、例え実家が全焼しようと、日本の政局には何ら影響はない。従って、今回の愚行は、国を憂う行為なんかではなく単なる弱い者苛めであることは明白だ。本当の政局を揺るがす様な大物を狙う気概も意気地もないから小者を襲うという実に卑劣極まりない行為だ。
私は別に加藤議員の支持者でも何でもない。自民党に票を入れたことすら一度もない。しかし、今回の言論の自由を弾圧するような行為は絶対に許すことはできない。断固厳しい裁きを犯人は受けるべきであり、マスコミはもっとこの問題を取り上げ、加藤議員も、他の識見者もこれに臆することなく、堂々と小泉批判、靖国問題を論じていただきたい。私が何よりも恐れているのは今回の様な勝ち馬にすぐ乗りたがる愚か者が増えて、現政権に反対する者、その誤りを指摘し、諭すものが貝の様に口を閉じてしまうことである。それは正に恐怖政治だ。小泉独裁政権だ。今回の犯人は60代の男だが、自分と違った考えの存在を一切認めないという恐るべき狭い、身勝手な硬直した思考が、今の若者の中にも非常に増えていることは実に憂慮すべき事態だ。人間は一人一人違って当たり前だ。親子ですら違った思考を持っているのだ。100人いれば100通りの考えがあっていいのだ。それを1つに塗り固めようなんて土台、無理無茶な話なのだ。今回の事件が更なる一元論、弱者苛めに繋がらないよう私は切に願う。


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8.15やり逃げ参拝 [政治/国際問題]

小泉首相任期切れまで1ヶ月の、今回の8.15靖国参拝は完全にやり逃げ参拝だ。厄介な問題、宿題を全部、次の首相の押し付けて自分は、「ハイそれまでよ」と逃げる実に卑怯なやり方だ。そこまで公約にこだわるなら誰が何と言おうと初めから8.15に参拝すればいいではないか!
「何時行っても文句言われて同じだから、今回は8.15にした」というのは、完全な、人のせいにした言い訳であって、本当は何時行っても同じではないことは小泉自身が一番良く知っている筈である。だから内外の批判をかわすために任期切れ直前の今回を選んだのだ。何しろ5年もあったのだから。自分が矢面に立つ勇気のない小心者、無責任で、発つ鳥後を濁しまくりである。
別に戦争で犠牲になった英霊を想い平和の願いを新たにする目的なら、天皇陛下も参ることができる全国戦没者追悼式で十分ではないか。
「伊勢神宮に参拝に行っても誰も騒がない」、私は小泉が総理大臣として伊勢神宮に参拝することも反対である。政教分離は守られるべきだ。国家がある特定の宗教に肩入れすることは信仰の自由を妨げる非常に危険なことである。小泉は靖国参拝する自分を私人と言ったり公人と言ったり実に一貫性がない。都合悪くなると逃げる卑怯者である。
もっとも靖国はもはや神社ではない。国家の作った戦前軍国主義の装置である。生きている人を誤って霊として祭ってしまうようなずさんな間違いを神がしでかす筈がない!靖国は特定の人間が作った特定の人間のための設備であり、それが神の顔をして絶対だ、不可侵だと叫んでいるだけである。本当の神ならば政治や思想統制に利用されてはならない。

「この間のような参拝の仕方をすると警備の人が大変だから」、と言っていたが、日本大使館前の警備の物々しさを見てみろ、今日の方がよっぽど大変である。そもそも総理が靖国参拝されることで、韓国で中国で危険に晒される現地の日本人の安全を誰が保障できるのか、観光でビジネスで訪れる邦人ひとりひとりにボディガードでもつけてくれるのか、どうせ得意の「自己責任」で逃げるんだろう。国民の命をこれだけ危険に晒しておいて、何の責任も取らないとは呆れてものも言えない。国益以前の問題である。

「マスコミ騒ぎすぎ」、これは明らかに言論統制である。マスコミはもっと騒いでいい。くだらない芸能人のゴシップ記事で騒ぐより何百倍もマシである。マスコミよ、小泉首相の発言にビビらずにもっと騒いでください。
「反対勢力」、この言葉も納得がいかない。総理の靖国参拝に反対する人々は別に徒党を組んで行っているわけではない。それぞれ立場で、それぞれの想いで発言しているのに、それを十把一絡げに「抵抗勢力」として、悪として、片付けてしまうのはまさに思想弾圧である。

私は、選挙で自民党に票を入れたことは一度もない。そんな私でも中国に韓国に東南アジアに行けば、小泉首相を選んだ日本人として総理の靖国参拝を支持する立場に見られることは、なんともやり切れない想いで一杯だ。何か日本の選挙制度、総理の選出方法そのものに疑問を感じる今日この頃だ。自民党内の総裁選の公約を国民の公約にすり替えないで欲しい。自民党は嫌いだが小泉首相は支持するとすっとぼけたことを言っている人は目をさませ、根っこは同じだ。


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猿芝居 [政治/国際問題]

小泉はブッシュを褒めちぎり、ブッシュは大統領専用機で小泉をプレスリー邸にご招待。
今もイラクでは多くの人が自爆テロに苦しみ、アメリカではガソリンの急騰が国民の生活や経済を圧迫し、日本では、800兆に及ぶ借金に喘ぎながら何の成果も上げられず大量の血税を無駄遣いした自衛隊がサマーワを撤退する。何一つ問題は解決しないのにこの二人は満面の笑みを湛えて、次期政権に難題を全部押し付けて、有終の美を飾ろうとしている。


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なんたる!なーんたる! [政治/国際問題]

http://news.tbs.co.jp/20060529/newseye/tbs_newseye3300381.html
 国民年金保険料の不正免除の問題で、村瀬長官は会見で
 「本当に辞めろということを皆さんがおっしゃるんだったら、それは別にその時は大臣が任命権者ですから、大臣に相談してやぶさかじゃないですけど、本当にみなさん社会保険庁を変えなくていいんですかね」

 なんたる傲慢!まるで他人事という発言!しかも、その罪を大臣や”みなさん”(国民)に擦り付ける巧妙なすり替え!この男は国民の大切なお金を預かっている意識が全くない!
 折りしも村瀬長官の居た損保ジャパンでは顧客に無断で契約書類に印鑑を押すなどの多くの不正行為が発覚、全店に販売停止命令が出ている。
http://news.tbs.co.jp/20060525/headline/tbs_headline3297315.html
顧客の大事な保険金を預かっている意識のない会社出身の人間に、社会保険庁の改革などできるわけがない!にも係らず自分でなければ改革はできないと言い切るこの不遜な男の傲慢な態度はどうだ!そんな村瀬に対して連れてきた小泉総理は「辞任の必要はなし」という開き直った意見。http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060531-00000021-maip-pol
正に「この総理にしてこの長官あり」だ!


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