久し振りにジョジョを読み返して思ったこと [書籍/漫画感想]
政府の経済対策は、税金の
「無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄」
(Byでぃお ザ・ワールド)
ジョジョの奇妙な冒険P3 スターダスト・クルセイダースVS. (SHUEISHA JUMP REMIX)
- 作者: 荒木 飛呂彦
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2005/12
- メディア: ムック
最近買った本、って言ってたらもう最終回ですね [書籍/漫画感想]
- 作者: 浦沢 直樹
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2009/02/27
- メディア: コミック
ああ画像が間に合ってないぜ!いよいよ佳境に入ったプルートゥ。浦沢氏独特の超先延ばし手法も限界を迎え、いよいよ謎ネタ明かしの時期に入って来ましたね。かくなる上は、過去に遡るか、未来に飛んで現在を振り返るしかないと思っていたら、連載の方では、ゲジヒトの過去に戻ってしまったようです(笑)。それにしても話は面白いんですが、相変わらずロボットのデザインが人間臭くていかんですね。エプシロンはカッコ良すぎです。プルートゥは、ダサいです(笑)いかにも昔の漫画に出てきた悪いロボットって感じで。鉄人28号のブラックオックスのフィギュアに似てる様な。20世紀少年のロボットも酷いと思いましたが、この分ではボラーも期待できそうにありません(笑)。やっぱり正体がモヤとか霧とか闇とか竜巻につつまれてボワーンとしているうちが不気味でカッコいいんですね。正体がバレバレになるとデザインが稚拙で迫力がありません。まあでも話がとっても面白いからいっかぁ!全然関係ありませんが、昔ヤマトにボラー連邦ってあったような気がしますが、手塚先生と関係あるんでしょうか?ある訳ないか・・・。
って言ってたら今日のビックコミックで、次回最終回の告知にがっくり。もう終わっちゃうんですか・・・。もっと先延ばして下さい、浦沢先生。まだまだイケますよ。でも7巻にもついに完結って書いてあったしね・・・。 ああまた楽しみにしてる「忘れた頃に連載」が終わっちゃうんですね。
ボラーはマシュマロマンみたい(笑)。それともAKIRAの巨大化した鉄雄に似てる気がする・・・。
立ち読み日記3 [書籍/漫画感想]
となりの「愛犬バカ」 (祥伝社新書137) (祥伝社新書 137)
- 作者: 勝俣和悦
- 出版社/メーカー: 祥伝社
- 発売日: 2008/11/28
- メディア: 新書
文字通り、わがままで身勝手な飼い主のエピソードが笑える本。
犬が甘いものが好きだからといってチョコレートを与える。しかし犬にチョコを食べさせると中毒を起こす危険性があるそうで酷い時は死んでしまうこともあるそうだ。自分が痩せたいからペットと一緒にダイエットしようと餌に野菜しか与えない飼い主。ペアルックじゃ飽き足らず犬の耳にピアスを開ける飼い主。長い爪が可愛くないからと血を流しながら爪を短く切る飼い主。果てはマンションで吠え声がうるさいと困るから声帯を摘出する飼い主!とまあ、犬嫌いの私でも、それ動物虐待でしょ!って思える自分本位な飼い主の行動に呆れる1冊。
その他、犬との口移しにおける菌の感染症についても書かれてありましたが犬好きの方にとっては無論納得ずくのお話ですね(笑)。それにしても救急車不足の昨今、ペットのために119番するのはやめて欲しいと思いました。
あったりまえですが犬に限らずペットは生きている、命があるのですから、ファッションの一部でも玩具でもないのですから、自己都合で加工したり、捨てたりするのは絶対にやめて欲しいし、所詮ペットはどこまで行ってもペットなので、人間と全て同等に扱うのは間違っていると、月並みですが改めて思いました。
推薦人が養老孟司なので買うのをやめました。「バカの壁」の酷い内容もさることながら、自分の本がベストセラーになったから俺は偉い、なんてことをテレビで平気で言えてしまう人って大嫌いです。
立ち読み日記2 [書籍/漫画感想]
ホモ・フロレシエンシス〈上〉―1万2000年前に消えた人類 (NHKブックス)
- 作者: マイク モーウッド
- 出版社/メーカー: 日本放送出版協会
- 発売日: 2008/05
- メディア: 単行本
ホモ・フロレシエンシス〈下〉―1万2000年前に消えた人類 (NHKブックス)
- 作者: マイク モーウッド
- 出版社/メーカー: 日本放送出版協会
- 発売日: 2008/05
- メディア: 単行本
立ち読み日記1 [書籍/漫画感想]
急に売れ始めるにはワケがある ネットワーク理論が明らかにする口コミの法則 (SB文庫 ク 2-1) (SB文庫)
- 作者: マルコム・グラッドウェル
- 出版社/メーカー: ソフトバンククリエイティブ
- 発売日: 2007/06/23
- メディア: 文庫
爬虫類の文明「ヒストリエ」 [書籍/漫画感想]
何が怖いって人の顔が哺乳類じゃない。
丁度、ジュラシックパークに出てきたヴェロキラプトルを思わせる(特にリュコン)その顔は、鳥類か爬虫類の様な、感情のない、本能と憎しみと闘争心のみで生きているかのようだ。主人公も含め暖かい血が通っていない、例え優しい言葉を吐いていても、その表情からは温もりが感じ取れないのだ。例え肉親であろうとも自分以外の人間を絶対に信用してはいけないという鉄の決意が感じられる。全体に広がる憎しみと冷酷がこの作品の生命線である。
古代文明というものは私にとってエジプトにしろギリシャにしろマヤにしろ、光り輝く黄金の叡智のイメージがあり、薄汚れた現代社会とは対極をなす神々しいものであった。ところが、この漫画は、その古代文明を人間の醜さ、憎悪の究極を表すものとして徹底的に弾劾している点がまず衝撃的であった。思わず目をそむけたくなる様な残忍さがそこにある。希望も救済も未来も全くない世界がそこにある。この世界が現代につながっているとしたら、我々の祖先は一体、どれほど両手を血に染めて来たのかと暗澹たる思いがする。考えてみれば、私の思い描いていた古代文明は壮大な神殿やピラミッド、壁画や彫刻など物質ばかりであり、そこに暮らす人間たちを思い描いたとしても、せいぜい王様か神官か学者か将軍ぐらいなもので、その下の膨大な庶民や奴隷を思い描くことはないのである。戦を思い描いてもあくまで軍という塊までしか想像力が働かず、その下で血みどろになって倒れている下級兵の屍骸までは考えが及ばないというか、考えたくない。そんな生々しい世界は中世になってからで古代はあくまで光輝く文明の世界でいてほしかった。いや、本当はわかっているが認めたくないし、あえてわざわざ見る必要もないというか意識的に除外していたのかもしれない。スキタイ人が街の人々を殺しまくるシーン、船の上で奴隷たちが反乱を起こし主人をリンチするシーン、それら苛烈極まる光景を幼い子供の様な顔した主人公が時に冷淡に時に笑みさえ浮かべ諦めとともに受け入れるストーリーは、その主人公ともに救いようのない絶望へ読者を叩き込んでくれるだろう。そこには古代の叡智のかけらもない。あるのは人間の醜い欲、虚栄心、そして世界中の人を犠牲にしても自分だけは生き残りたいという悲しい生存本能だけである。4巻で垣間見せる純愛もこのストーリーの流れでは成就する筈もなく無残に打ち砕かれ世界はますます絶望へと向かっていく。それでも主人公は、人は、貴方は生きていかねばならない、人類はずーっとそうやって生きてきたのだから、と作者は自殺社会日本に訴えたいのだろうか。たかがそれぐらいのことで絶望するな、と。
老いは美しい「さよなら僕の夏」 (工事中) [書籍/漫画感想]
- 作者: レイ・ブラッドベリ
- 出版社/メーカー: 晶文社
- 発売日: 1971/06
- メディア: 単行本
友人に貸していただきました。いつもありがとうございます。 「たんぽぽのお酒」は児童小説と書いてある割には、私の頭が悪いのか極めて難解かつ、長く、読解に大変、時間がかかってしまいました。児童の頃に読んだら絶対、根を上げてたと思います。 それに比べて「たんぽぽのお酒」からなんと55年後!に出された「さよなら僕の夏」は極めてこなれて読みやすかった。まあブラッドベリファンの人には物足りないかもしれないが。あとがきに書いてあったが「さよなら・・」は改めて書かれたというよりもともと「たんぽぽ・・・」の一部で「たんぽぽ・・・」を出す時に長すぎるのでカットされた部分とのことでそれを半世紀以上経って出す執念は凄い!と思いました。
「たんぽぽ・・・」の難解さは、まず比喩の凄さ。物事や感情、光の様な現象に至るまでブラッドベリ独特の比喩が爆発的に散りばめられていて、そのエネルギーにあてられて大変疲れてしまうのだ。その比喩は必ずしも共感できるものばかりではなく、なんじゃこりゃ?と思える様な表現も多い。それは即ち、ブラッドベリ自身の人生体験や感性や居住地域によるものであるから共感できなくて当たり前なのだが・・・。 そして、この小説は一つ物語ではなくいくつかの話のオムニバスになっていてダグラスは主人公というより解説者、目撃者、傍観者、語り手であり、読者とオムニバスの主人公の間に割って入る存在となっている。
対して「さよなら・・・」の方ではダグラスが主人公であり、物語が一つの流れを持っている。してみると「さよなら・・・」は「たんぽぽ・・・」のオムニバスの一つといえよう。
「たんぽぽ・・・」で私が好きなエピソードは年老いた女性が若者とひょんなことから出会い、女性が思い出話をするだけで若者と世界中を旅行でき、最後に自分の死期を悟って別れていく話である。人生の最後のとても美しい夢のある話である。人間誰しも(特に今の日本人は)老いることは醜く、憂鬱なことと捉えがちで、自分の年齢を隠してみたり、厚化粧をしてみたり、若作りをしてみたり、白髪染めをしてみたりするものだが、この小説は老いることの美しさ・すばらしさを全編において語っている様に思えた。自分の老いに誇りを持ち、かつ謙虚でもある。そうした悟りを持って人生の最後を生きられたなら人はどんなにか幸福であろう。無論、このエピソードや、ダグラスの曾祖母が死ぬシーンの様には、殆どの人は自分の死期を、物語の様に、事前に察知することはできない。死は突然やってくるものである。だが頭ではわかっていても大部分の人は今日と同じ明日が当然のようにやって来ると信じている。だから突然やってくる死を受け入れることはできないし、死に際しても多くの人は病院のベットの上で体に何本も口にもチューブをつけ、話すこともできずに死んでいくものだ。
マーラーの「私はこの世に忘れられ」という曲
もはや郷愁「トニーたけざきのガンダム漫画」 [書籍/漫画感想]
トニーたけざきのガンダム漫画 2 (2) (角川コミックス・エース 113-2)
- 作者: トニーたけざき, 矢立 肇, 富野 由悠季
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2007/04/26
- メディア: コミック
トニーたけざきのガンダム漫画 友達に貸していただきました今更、ガンダムっていうのもなんなんですけど私はそんなにガンダムが好きってわけでもなくてまあ人並みです。全部見たのはファーストガンダムだけで、ゼータは絵が酷いって思って最初と最後しか見てないし、後はどーでもいいって感じで。最初に見たのは中学生の時だったと思います。卒業文集がガンダムだらけだったのを覚えています。私はまだヤマトの方が好きだったので一人で白けてました。ちゃんと見たのはテレビ版のビデオが解禁になってからだから、大人になってからですね。当時のロボットもんとしては装甲騎兵ボトムズが一番好きでした。私は左右不対象っていう造形に弱いんですよ。ボトムズって顔にクルクル回るカメラが付いてて目がないから左右不対象じゃないですか(笑)。だから太陽の牙ダグラムとかも、ロボットっていうよりも工作機械みたいで好きだった。あと六神合体ゴットマーズも左右の足の模様が違ってて不細工で良かったなあ。やっぱりねロボットはスマートじゃいけないんですよ!あまりに人間っぽくなる必要はないと思うんです。機械のイメージを大半に残しつつ人体っぽくないと。そういえば「PLUTO」に出て来る中央アジア紛争での空挺団の精鋭ロボットってまんまボトムズですよね。浦沢さんはロボットが下手って西原氏にダメ出しされてましたけど、あの漫画の造形はパクリが多いです。
なんと言ってもボトムズは途中からタイトル名が劇中で使われなくなっちゃったのが凄いよね。ボトムズどれ?みたいな(笑)。脈絡のないストーリーも、なぜ裸?のラストも、レッドショルダーのテーマとかの音楽も好きだったなぁ。あからさまに美術界から盗ったであろう主人公名も良かったな。ベトナム戦争とか意識してるのも社会派的でいいじゃないですか(笑)。超古代文明の遺跡みたいなアプローチにも弱いんですよね~。
あーっとそうそう、ガンダムでしたね。普通じゃなかったですよね、科白が。アニメの科白なんてどれも単純じゃないですか。なのになんでそんな持って回った喋り方をするんだい?って感じでした。もうゼータでは、やり過ぎでついていけなくなりました。普通に喋れよって感じでした。それが今でも弄くり回される原因だと思います。仕草もね、ブライトとか大袈裟でしたよね。やっぱり「なぐって何故悪いか?」のシーンですよね。ホント全然関係ない方に向いて両手広げてますからねぇ、確かに、どっち向いて叫んでるんだよって感じですよね。「左舷の弾幕」もね、言われりゃ確かに右舷については殆ど触れてなかったですもんねえ。ブライトがやっぱりこのパロディの主役ですよ。当時からマグネットコーティングの説明は、数あるガンダムの非科学的理不尽の中でも一番不可解でした。“駆動系を電磁気で包んで”でしたっけ?駆動系という極めてハードな物を“改造”とかじゃなくて包むという極めてソフトな言い回しでくるんだあたりが、さり気なく何言ってんだ?コイツ、と当時頭を悩ませました。で極めつけは“油を注すみたいなもん”で納得させようとしましたからね。“俺にわかる訳ないだろう”ってじゃあ何も言うなよ!アムロもアムロで“考え方はわかりもします”ってそれでわかるのかよ?すげーな!って感じでした。もともと科学なんて考えちゃいけないアニメの世界で変に説明を付けると返っておかしくなりますよね。スタンバって、が、何だよそりゃあ流行ると思ってのんか、ってのも実に的確な批判だなぁ~。普通、そんな縮め方しないもんな~ あのウインダーインゼリーの様なチューブも何が入ってるか不思議だったが、なるほどそういうことだったんですね~(ぶじゅるるって音が笑った)
それに比べるとシャアの科白はもう狙って発言してるから昔から変で当たり前だったが、今回はガンダムをマジンガーZ化してしまったのが笑えた。臭気が目に刺さるっていうのももうどっからそういう発想がわくのか(爆)。隅で、何を言ってるの兄さん~とか叫んでるセイラの幻影も可笑しい。
オスカとかマーカーがあそに住んでるっていうのも笑えた。あの二人はもうブリッジの部品みたいなもんだ。確かにどっちがどっちだがわからんしなぁ~ ガンタンクも宇宙でキャタピラっていうのが不思議だったなぁ。っていうかそもそも腕とか必要あるのか?と別にヒトガタでなくてただの戦車でもいいんだよなぁ~ 内股のガンダムと親父臭のキツいザクってのもイイ! あとやっぱり「巨乳好みの男」は笑った。「ホレ」っていうのがイイ。
自分は、プラモは大嫌いなんで、ガンプラの魅力は全くわかりません。手先が不器用だから物作りが苦手だし、セメダインとか手に付くのもやだし(笑)。お年玉にプラモデル貰って泣きながら作った思い出がある。嫌いな人はいないと思われてるふしがあるよね。でもドズル専用ボールの「なんかモヤ~としたやつ」は笑った!そもそもボールって名前が酷いよね。あれに乗せられる隊員は気の毒過ぎると思ってた。
まだいかりに萌えぇ~も笑えた。 リュウのSM姿も良かった。
そもそもホワイトベースってなんであんなゆっくり飛んでるのに浮いていられるのか不思議だった。だってエンジンは下じゃなく後ろに噴射してんのにさ。UFO?反重力?その変の説明は全然ないんだよねぇ。ガルマの空爆を避けてドーム球場に隠れたシーンなんて微速でバックだぜ?どうなってんの?
いやあ切りがないのでこの変で、ありがとうございました。ガンダム系のDVDがあったらまた貸してください(笑)
PLUTO 5―鉄腕アトム「地上最大のロボット」より (5) (ビッグコミックス)
- 作者: 浦沢 直樹
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2007/11/30
- メディア: コミック
太陽の牙ダグラム DVD-BOX The 25th anniversary memory
- 出版社/メーカー: タキコーポレーション
- メディア: DVD
極めて常識的内容「ニッポン・サバイバル」 [書籍/漫画感想]
「フリーターは自由」。私はそんなことは思っていない。誰だって好き好んで不安定な職になどつきたくない。若者がフリーターを選ぶのは現在の日本の会社の、人権もへったくれもない劣悪な労働環境にある。適材適所から、適応できないものは見捨てられる社会、へと変わったことによって。
若者はなぜ3年で辞めるのか? 年功序列が奪う日本の未来 (光文社新書)
- 作者: 城 繁幸
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2006/09/15
- メディア: 新書