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8.15やり逃げ参拝 [政治/国際問題]

小泉首相任期切れまで1ヶ月の、今回の8.15靖国参拝は完全にやり逃げ参拝だ。厄介な問題、宿題を全部、次の首相の押し付けて自分は、「ハイそれまでよ」と逃げる実に卑怯なやり方だ。そこまで公約にこだわるなら誰が何と言おうと初めから8.15に参拝すればいいではないか!
「何時行っても文句言われて同じだから、今回は8.15にした」というのは、完全な、人のせいにした言い訳であって、本当は何時行っても同じではないことは小泉自身が一番良く知っている筈である。だから内外の批判をかわすために任期切れ直前の今回を選んだのだ。何しろ5年もあったのだから。自分が矢面に立つ勇気のない小心者、無責任で、発つ鳥後を濁しまくりである。
別に戦争で犠牲になった英霊を想い平和の願いを新たにする目的なら、天皇陛下も参ることができる全国戦没者追悼式で十分ではないか。
「伊勢神宮に参拝に行っても誰も騒がない」、私は小泉が総理大臣として伊勢神宮に参拝することも反対である。政教分離は守られるべきだ。国家がある特定の宗教に肩入れすることは信仰の自由を妨げる非常に危険なことである。小泉は靖国参拝する自分を私人と言ったり公人と言ったり実に一貫性がない。都合悪くなると逃げる卑怯者である。
もっとも靖国はもはや神社ではない。国家の作った戦前軍国主義の装置である。生きている人を誤って霊として祭ってしまうようなずさんな間違いを神がしでかす筈がない!靖国は特定の人間が作った特定の人間のための設備であり、それが神の顔をして絶対だ、不可侵だと叫んでいるだけである。本当の神ならば政治や思想統制に利用されてはならない。

「この間のような参拝の仕方をすると警備の人が大変だから」、と言っていたが、日本大使館前の警備の物々しさを見てみろ、今日の方がよっぽど大変である。そもそも総理が靖国参拝されることで、韓国で中国で危険に晒される現地の日本人の安全を誰が保障できるのか、観光でビジネスで訪れる邦人ひとりひとりにボディガードでもつけてくれるのか、どうせ得意の「自己責任」で逃げるんだろう。国民の命をこれだけ危険に晒しておいて、何の責任も取らないとは呆れてものも言えない。国益以前の問題である。

「マスコミ騒ぎすぎ」、これは明らかに言論統制である。マスコミはもっと騒いでいい。くだらない芸能人のゴシップ記事で騒ぐより何百倍もマシである。マスコミよ、小泉首相の発言にビビらずにもっと騒いでください。
「反対勢力」、この言葉も納得がいかない。総理の靖国参拝に反対する人々は別に徒党を組んで行っているわけではない。それぞれ立場で、それぞれの想いで発言しているのに、それを十把一絡げに「抵抗勢力」として、悪として、片付けてしまうのはまさに思想弾圧である。

私は、選挙で自民党に票を入れたことは一度もない。そんな私でも中国に韓国に東南アジアに行けば、小泉首相を選んだ日本人として総理の靖国参拝を支持する立場に見られることは、なんともやり切れない想いで一杯だ。何か日本の選挙制度、総理の選出方法そのものに疑問を感じる今日この頃だ。自民党内の総裁選の公約を国民の公約にすり替えないで欲しい。自民党は嫌いだが小泉首相は支持するとすっとぼけたことを言っている人は目をさませ、根っこは同じだ。


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