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美しい観光紹介ビデオ「かもめ食堂」 [映画/DVD感想]

かもめ食堂

かもめ食堂

  • 出版社/メーカー: バップ
  • 発売日: 2006/09/27
  • メディア: DVD


遅まきながらDVDをレンタルした。
なんかフィンランド観光協会の宣伝フィルムみたいだった。すごく景色が綺麗で、すべてが淡々としていて、登場人物もみなあっさりして、どろどろした性格描写や人間関係なんか全然なくて、過去の経歴もほとんどわからない。なんでフィンランドで食堂開いてるのかわからないし、他の二人もなんでフィンランドに旅行に来たのかはっきりとはわからない。要するにフィンランドじゃなくてニュージーランドでもアルゼンチンでも横須賀でも別に良かったんじゃないか(笑)、フィンランドである必要性はないんじゃないかっていう映画である。食堂に訪ねてくる現地人もトラブルを抱えつつも内容がはっきりせず、しかもいつの間にか解決して、最後は大団円!みたいないい加減な展開である。大体、何の宣伝もしていないのにいつの間にか店が大繁盛っていうのもご都合主義だし、二人の旅行者もいつまでも無報酬で働いて金持ちで暇だなあ、と思うし、主人公も利益度外視でボランティアみたいな営業して店内も明るくて広くて、なんか金と時間の制限のない非現実的世界である。大体かもめ食堂は、ほとんどオーダーがなくてコーヒー以外は勝手に出てくる。料理内容はおにぎりメインといいつつなんでもOK。アルコールもOK。一体何屋さんなのかよくわからない。なによりそれだけバリエーションに応じられる食材と調理技術を用意している小林聡美扮する主人公は凄いよな。フィンランド語も堪能だし。合気道も達人だし。それにしても料理はみんな旨そうだし、まずいと文句を言う客も一人もいないのはちょっと出来すぎでしょう。

随所に散りばめられた、森・ムーミン・携帯電話(ノキア)・カラフルな北欧家具・白夜・港の風景が日本人に馴染みのないフィンランドを紹介する格好の観光ビデオになっている。
お洒落な音楽、明るい日差し、裕福で恰幅が良くて暖かい人たち、全てが奇麗事で現実味がない。自転車や森でエコライフを訴える健康的な生活(唯一もたいまさこが港で煙草を大げさにふかすシーンがそれをぶち壊しにしていて良い(爆))が、ああこんな所に住んでみたいなという気持ちを起こさせる。
もちろんそれだけではあまりに薄っぺらになってしまうので曖昧な悲しみや毒のある笑いも忘れてい
ない。30代~40代という年齢はみな親がそろそろ高齢化して介護とかあってやがて亡くなる世代だろう。そういう日本の高齢化社会の悲しみをそこはかとなく伝えてはいる。そこへいくと社会保障のきちんとしたフィンランドではお年寄りもそんな不安もなく幸せそうに見える。穿った見方をすれば日本の社会保障制度を批判していると言えなくもないが・・・・。
そして藁人形をフィンランド人の奥さんがくぎ打つシーンはかなり笑えた。痛がる夫の仕草も実に滑稽だ。また、もし片桐はいりがアラスカやタヒチへ行ったら?という想像シーンも普通、わざわざ映像化しないよな~と思えて可笑しい。

最後の方で、トミーヒルトネンと片桐はいりが手をパーンと打ち合わせるシーンがあるんですけどあれがどうもよくわからない。もたいまさこが戻って来て嬉しいのか?でももたいまさこが店に入ってきたあとトミーヒルトネンが入ってくるんですよね~。うーん。でもなんか観ているこっちも嬉しくなるシーンです。

でも3人は最後までお互いに敬語なんですよね。いくら親しくなってもどこか他人事というか相手の生活や人生には決して踏み込まない、言い争いもしない礼儀みたいなものがある。要するに3人とも旅先で出会った店員とお客様の手伝い関係のまま終わってしまいそれぞれの日常へも戻らず、かといって新しい雇用関係へも行かずに終わってしまう。人は変わってゆく、という小林聡美の劇中セリフがあるが、現実はこのまま止まっていて欲しくてもそのままではいられない。何もかも移り変わっていく。だからせめて映画の中だけでは、時間の止まったおとぎ話でいいじゃないか、というメッセージがこの映画にはこめられているのかもしれない。


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「ブロークン・フラワーズ」絶妙な肩すかしと最高の音楽 [映画/DVD感想]

ブロークンフラワーズ

ブロークンフラワーズ

  • 出版社/メーカー: レントラックジャパン
  • 発売日: 2006/11/24
  • メディア: DVD


http://www.brokenflowers.jp/
とにかく音楽が格好いい!オープニングとエンドクレジットに流れるグリーンホーンズ&ホリー・ゴーライトリー「THERE IS AN END」がめちゃくちゃ格好良い!そして主人公ビル・マーレイが車を運転してる最中に全編を通してかかるムラトゥ・アスタトゥケのエオチピアン・ジャズ。もうだらだらとした渋さが、目的の希薄な旅にぴったりだ。思わず足でリズムを取ってしまった。やっぱりジム・ジャームッシュは音楽が痺れる。
 ビル・マーレイは「ゴーストバスターズ」などおふざけ娯楽大作のイメージが僕の中では強いため、ジャームッシュ映画にはどうか?と思ったが、なかなかとぼけた味わいがマッチしてる。とくに喋らないビル・マーレイは新鮮な笑いがある。中年というより老人の味わいで登場したビル・マーレイが旅に出るや途端に格好良いモテモテ親父(ちなみにチョイ悪ではない。日本の中年はイタリア人の真似をしてもみっともないだけだから勘違いするな)になって、それが旅を続けるうちに段々もとに戻っていく、けれど旅立つ前とは何か?どこかが違っているでもどこか判らずに終わるもどかしさ。ジャームッシュらしい味わいだ、「ストレージャン・ザン・パラダイス」のノリ。何か起きそうで結局何も起きず(例えば空港の待合室でクロスワードパズルに熱中する女性を気にかけながらも何も話しかけないシーン等)振り出しに戻る。でもどこかペーソスで可笑しくて心に残る旅。見終わって直ぐにでも目的のない旅に出たくなった。
 ITを中心とした現代文明への皮肉も散りばめられている。コンピューターで成功したことをさかんに強調する主人公は恋人(ジュリー・デルビー。「ティコ・ムーン」最高!もっといい役で登場場面増やして欲しかった!)に逃げられ家の中は生活感が全くなく孤独で寒々している。友人が携帯で話しながら家の中にずかずか入ってきてそのまま話しながら出ていくシーンは傑作で、隣の席にもメールを送るバカな現代人への痛烈な皮肉となろう。
 ビル・マーレイは今回、笑いのために特にアクションやギャグをやるわけではない。日常の行動の中で何気ない発言やしぐさ(例えば人参を串刺しにして食べるシーン)が笑いを誘うのだ。さらに隣人のジェフリー・フライトとの漫才コンビ的掛け合いも絶妙、「ゴーストドッグ」のアイスクリーム屋と殺し屋のやり取りを思い出す。例えば、娘に禁煙中の煙草を注意され、「煙草じゃなくマリファナだ」と言い訳するジェフリー・フライトをとがめず、吸って「うん、間違いなくマリファナだ」と言い放つビル・マーレイ、最低の大人たちだ(爆)。
シャロン・ストーンは別人だ。誰が見ても彼女とは気付くまい。そしてその娘ロリータと来たら、あーっとこのシーンだけでも世の男性諸君は見る価値あり!(爆)でもこのシーンのおかげでテレビで放映されないか、されても絶対カットだ(爆)。
 ジェシカ・ラングも「キングコング」のイメージが僕の中では強烈で最初は誰だかわからなかった。老けたは老けたんだけど怖い、違うイメージの女性になった。犬に元恋人の主人公の名前を付けて、既に死んだと真顔で本人に言い放つのに笑った。
 フランセス・コンロイ、夫の気に入っている写真が実は昔の恋人のジョンストン(ビル・マーレイ)が撮っていたというシーンも笑える。
そして最後のティルダ・スウィトン、ジョンストンが花束を買うのがめんどくさくなって摘んで済ますシーンが笑えるが(その代わり死者には一番立派な花束を持っていくのが感動する)、それとも受け取ってもらえないことを予想しての行動か?ピンクのタイプライターは証拠物件なのか?旅の若者は息子か赤の他人か?ピンクのリボンは偶然か?手紙は友人のウィンストンが仕込んだものなのか?という数々の謎を残したまま映画は終了してしまう。日経新聞4/28夕刊で中条省平氏が「ラストの処理は肩すかしの感を拭えず」と評していたが、いいのだ!ジャームッシュ映画はそれで!むしろ肩すかし、裏切りこそがジャームシュの狙いなのだから。ちゃんと終わったら普通の映画になっちゃうだろう!
 全編、よくわからない映画だ。できればもう一回観て謎を解明(でもジャームシュの映画はそんなに深く考えていないので複線とか隠された謎なんてないと思うが・・)するか、さらに疑問の海にはまりたくなる映画だ。「ナイト・オン・ザ・プラネット」的オムニバスはあるが内容のエンターテイメント性は全くない、静かで淡々とした味わい深い、それでいて肩のこらない気軽に観れる映画である。

ストレンジャー・ザン・パラダイス

ストレンジャー・ザン・パラダイス

  • 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
  • 発売日: 1999/12/16
  • メディア: DVD


ゴースト・ドッグ

ゴースト・ドッグ

  • 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
  • 発売日: 2000/06/23
  • メディア: DVD


ナイト・オン・ザ・プラネット

ナイト・オン・ザ・プラネット

  • 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
  • 発売日: 1999/12/16
  • メディア: DVD


キングコング

キングコング

  • 出版社/メーカー: ビデオメーカー
  • 発売日: 2000/10/27
  • メディア: DVD


ゴーストバスターズ

ゴーストバスターズ

  • 出版社/メーカー: ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
  • 発売日: 1999/11/26
  • メディア: DVD

ティコ・ムーン

ティコ・ムーン

  • 出版社/メーカー: コロムビアミュージックエンタテインメント
  • 発売日: 2000/02/19
  • メディア: DVD


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そつがないが地味な「ナルニア国物語」 [映画/DVD感想]

ナルニア国物語 第1章:ライオンと魔女

ナルニア国物語 第1章:ライオンと魔女

  • 出版社/メーカー: ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント
  • 発売日: 2006/07/26
  • メディア: DVD


http://www.disney.co.jp/movies/narnia/shell_content.html
多くの物語の中でこれだけは、映像化してほしくなかったような、いや最も待ち望んでいたような複雑な気持ちで迎えた「ナルニア国物語」。ディズニーによる映画化という話を最初に聞いた時、内容が余りに俗っぽくなってしまうのでは?と非常に不安がよぎったが、それは杞憂だった。むしろ、イメージの固定化を避ける余りに、製作者サイドの思い入れや派手な演出を排除し、規定の概念を思いっきり取り去った、地味なナルニアであった。その象徴とも言えるのがサンタクロースとケア・パラベル城である。あのサンタ特有の真っ赤な衣装にしょうちゃん帽、真っ白な袋を抱えた白い髭のお爺さんはそこには居なくて、何処にでもいる様な平凡で地味な衣装のお爺さんになっていた(ルーシーは一目でサンタさんだ!と叫んでいたが、なぜわかったんだ?)。アメリカが生み出したサンタという虚像はそこにはなく北欧神話に乗っ取った上品な姿となったがむしろ原作では、アメリカナイズされた派手サンタに近いイメージだったように思う。
 ケア・パラベル城は原作では三角旗がはためく尖塔が立ち並び、、でこぼこの塀で覆われた、シンデレラ城を代表とする”城”をイメージする挿絵が載っていた様に思うが、映画では城ではなく”館”であり、ただの建物であった。
 ナルニア国物語の読者は世界中にいる。映画には特定な国・文化の概念を極力除こうとする涙ぐましい努力と飽くまで原作に忠実でありたいというC.S.ルイスへの尊敬の念が込められている。その為、この映画にはそつがない。セットも俳優もクリチャーもロケの背景もCGも全く嫌味がなく出来も申し分ない。原作を読んでない者でも素直に物語に入り込める判りやすさ、美しさに溢れている。だが!ヒットはあるがホームランのない試合のように、それが唯一の欠点だ。全てが余りにお行儀よく仕上がっているために、弾けていないのだ!
 「最後の戦い」を世に送り出したC.S.ルイスに続編を望む声は当然あった。そうしたファンレターにルイスは、「今度は君が続きを書いてみてくれ」と答えたという。ナルニアに熱中した少年時代、私も自分だけのナルニアを作った。ナルニア国物語の冒頭にはどれにも想像力をかき立てる地図の挿絵が付いていた。単なる位置を示すものではなく妖精や顔のある太陽、人魚、植物や人物が描きこまれたその地図が私は大好きで、近所の野原や森や築山を舞台に、ナルニア世界を想像し、自分だけのナルニアの地図を描いたものだ。そこには沼人や巨人やナイアードやドリアード、小人やフォーン、そしてアスランが居た。今、それらの自然は失われ、地図も何処かに行ってしまったけれど、心の中には今でもあの頃のナルニアがある。「100人の読者が居れば100通りのナルニア
がある」と言われ、映像化が最も困難であると言わしめたナルニア。その勇気は賞賛に値する。しかし批判をさける余り、冒険をしなかったのはどうか?どのように作ってもイメージから離れる観客が出るならいっそのこと、観る側にイメージを膨らます余地を残し、観客に判断を委ねてしまった逃げがある。もっと「俺様ナルニア」を作ってみても良いのではないか。大人しすぎる。アスランもただでかいだけの普通のライオンでは芸がない。後光が差すとか(爆)、もっと神秘的な演出を施してもいいのではと思えるくらいの優等生ぶりなのだ。
 4人の子役も頑張っていると思うが覇気がない(私はスーザンが一番いい演技をしてたと思う)。
一番、良かったのはやはり”白い魔女”役。貫禄である。でもまだまだ大人しい。もっと怖くていいのだ。次回作(カスピアン王子のつのぶえ)は、もっと過激かつ心暖まるファンタジーを私は望みます。わがまま?いいの、観客だから(爆)。
 蛇足ですけど、最後のシーン見逃して席立っちゃった人、結構多いんじゃない?一回エンドクレジットが流れてからまたルーシーが出てくる憎い演出、反則ですよね(爆)。自分も危なく席を立つところでした。

ライオンと魔女

ライオンと魔女

  • 作者: C.S.ルイス, 瀬田 貞二
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 1966/05
  • メディア: -


映画化に合わせて最近新しく出たけど、自分はこの世代です(爆)。


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なぜか「ハリー・ポッターと炎のゴブレット」 [映画/DVD感想]

ハリー・ポッターと炎のゴブレット 特別版

ハリー・ポッターと炎のゴブレット 特別版

  • 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
  • 発売日: 2006/04/21
  • メディア: DVD


http://harrypotter.warnerbros.co.jp/site/index.html
なぜか観に行きました。しかも最寄の劇場は吹き替え版しかやっていなかったので、日本語でー(-_-;もうどうでもいいです。なんだ、あの中国人とダンスしないのか。それにしても学校側が配慮してかわいい女の子をあてがってくれるなんていいではないか。登場人物が多すぎ!少し人員整理しろよ(爆)無理してみんな出そうとするなよ、ハンギョ人ハリーは気持ち悪いぞ、前作観てないから”あずかばん”とか言われてもわかんないぞ(爆)、おまけに周りはバケツポップコーン食べてるガキばっかりでお前らどうせ飽きて捨てるだろう、勿体ないから買うなよ(-_-# ってあーそれにしても3時間弱は長え~、あまりに次回作を意識した終わり方が気に入らん・・・っていうかまだ続くのかこれ,ロン・ウィズリィーなんてどうみても留年してる大学生にしか見えんが(爆)。

 しかし、ハリー・ポッターの影響力はあなどれん。なにしろ、出版科学研究所によれば2005年はハリー・ポッターの新作が出なかったために書籍の年間販売額は前年割れの2.2%減に逆戻り(2004年は4.1%増)したというのだ。ハリポタ恐るべし(@_@;(大人の読書量の貧弱さは情けない・・・・)。その魅力を少しでも映画で確認しようかと思ったが、残念ながら小生はハリ・ポタに感動するには少々、年を取り過ぎてひねくれてしまったらしい(^_^)b


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ミサイル飛び過ぎ(@_@; 「攻殻機動隊 S.A.C. 2nd GIG」 [映画/DVD感想]

攻殻機動隊 S.A.C. 2nd GIG 09

攻殻機動隊 S.A.C. 2nd GIG 09

  • 出版社/メーカー: バンダイビジュアル
  • 発売日: 2004/11/26
  • メディア: DVD

攻殻機動隊 S.A.C. 2nd GIG 13

攻殻機動隊 S.A.C. 2nd GIG 13

  • 出版社/メーカー: バンダイビジュアル
  • 発売日: 2005/03/25
  • メディア: DVD


疑問が一杯の2nd GIG ・・・・・
・なんで警察がミサイルが飛び交う戦争に参加しなければならないのか?
・「ベルリン・天使の詩」をあそこまでパクって著作権は大丈夫なのか?
・「天使の詩 TRANS PARENT」 で雪の中、攻殻迷彩を使って立ってるバトーになぜ雪がつもらない のか?
・「天使の詩 TRANS PARENT」 で犯人の娘に偶然出会って事件解決ってそれじゃ捜査なんかしなくても・・・・。あまりにご都合主義すぎないか?
・「修好母子 RED DATA」では素子は少年を裸で誘惑?
・放射能を取り除くナノテク「日本の奇跡」はヤマトの放射能除去装置「コスモクリーナー」のパクリ?
・攻殻迷彩を使っても犬に吠えられるのは、ターミネーターのパクリか?
・茅葺総理は最終回あそこまで強気なれるなら最初からそうすればいいのでは?
・バトーは銃まで持っててなぜクゼに勝てないのか?それほど弱いのか?
・クゼに串刺しにされて動けないバトーはターミネーター2のシュワちゃんのパクリか?
・クゼは結局なにもしていない?
・タチコマは衛星上のATを破壊されただけで本体は無傷なのになぜ、モデルチェンジしたか?
・未来の話なのに難民だの(イラク?)、妙に現実臭い・・・
・素子さん、桜の24時間監視は、お一人でやった方が・・・。何も9課全員でやらんでも・・・
・素子は、1stではハイレグだったのに今回はスーツが多いのは、上からクレームがあったのか?

まあ、タチコマの「手の平を太陽に」には昔、小学校で耳にタコができるぐらい歌ってたので狙い通りちょっとジンと来たけどさ。
あと、音楽はめちゃくちゃいいねえ。特にゴーダのテーマは好きだ。ちょっと「踊る大捜査線」の室井のテーマが入ってると思いました(爆)。
全体的に自分は1stの方が好きです。2ndは戦争を美化し過ぎてます(さすが押井さん!)。
大味というか綿密さがないような。それでいて声優も愚痴るほど相変わらずセリフが多いし(爆)。
反面、急展開なアクションドラマは楽しめました、もうスピーカー音量バリバリで(^-^)/ 。

ベルリン・天使の詩

ベルリン・天使の詩

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 1998/10/25
  • メディア: DVD

宇宙戦艦ヤマト【劇場版】

宇宙戦艦ヤマト【劇場版】

  • 出版社/メーカー: バンダイビジュアル
  • 発売日: 1999/08/25
  • メディア: DVD


ターミネーター

ターミネーター

  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
  • 発売日: 2005/11/12
  • メディア: DVD


ターミネーター2 特別編

ターミネーター2 特別編

  • 出版社/メーカー: ジェネオン エンタテインメント
  • 発売日: 2004/06/25
  • メディア: DVD


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”死”が普通で”生”がおかしい世界 [映画/DVD感想]

http://www.jca.apc.org/~misatoya/chichitokuraseba/kikaku.html

父と暮せば

父と暮せば

  • 出版社/メーカー: バンダイビジュアル
  • 発売日: 2005/06/24
  • メディア: DVD

 宮沢りえ、原田芳雄、浅野忠信とくれば面白くないわけがない! 幽霊の父・竹造(原田)と美津江(宮沢)がじゃんけんを繰り返すシーンは涙なしでは見れません。全編に渡って暗い悲しい話の筈なのに、二人の軽快な広島弁のやり取りと原田芳雄のひょうきんな演技がそれを感じさせません。そしてやせすぎの宮沢りえは原爆後遺症に悩む役どころにぴったりです。本当にこの人はどんどん演技が巧くなりますよね。全身から滲み出る控えめな儚い色香、役の上とはいえ、こんな女性ならどんな男もほっとかないよね。美津江よりもっと綺麗だという幼馴染が話だけで出てこないのも納得がいきます。 「あの時の広島は、死んでいるのが当たり前で、生きている方がおかしかったんじゃ!」という美津江のなんと悲しい科白か。心に突き刺さる。 「今度はいつ会える?」と聞く美津江に「それはお前次第じゃ」と答える竹造。この科白から竹造の幽霊が実は、美津江自身であることがうかがえる。じゃこみそを作っているのも、風呂を焚いているのも、親友の形見の鉛筆を折っているのも竹造ではなくて、美津江自身である。つまり他人から見れば、総て美津江が一人で行っていることになる。本来、幽霊とはそういったものだろう。竹造の姿を借りて美津江自身が過去と決別しようしている物語だ。 昭和20年代の古い日本家屋も情緒が溢れていていい。破壊された広島のCGも嫌味がなくうまく出来ている。惜しむらくは木下(浅野)の出番が余りになさ過ぎること。もう少し科白と表情をあげてくれ!あれなら浅野忠信でなくても誰でも良かったじゃないか。物語の趣旨からそれるとはいえ恋愛の展開が具体的な描写もなしにとんとん拍子に行き過ぎる。 それにしてもまた図書館の話、私はよっぽど図書館と縁があるらしい。「広島で起きたような悲惨な出来事を後世に伝えるのが図書館の仕事じゃろ!」という竹造の科白、まさにそのとおりです。劇中に出てきた「原爆の図」を所蔵する丸木美術館が資金難で存続の危機に立たされている(8月1日付け朝日新聞朝刊)のは誠に悲しむべきことだ。多くの人(特に若者)がこういった問題に更に関心を寄せてくれることを望んで止まない。  

[ヒバクシャ・世界の終わりに] 
映していることはとても大事なことなのに、伝えていることはとても大切なメッセージなのに、なぜかとても眠かったです。なにか詰めが甘いというか、話が分散しすぎているというか、間延びしているというか、もっとショッキングな映像を入れても良かったのでは?字幕も縦書きで読みづらいし、直ぐ消えてしまうので目で追い切れませんでした。題名はとってもいいんですけどねぇ。 笑いながら聞く鎌仲監督のインタビュー手法も逆効果で真剣味が感じられませんでした。上映後の露骨な支援金集めもちょっと難波商人のど根性が入っていて(爆)、いまいち賛同できませんでした、ごめんなさい。 六ヶ所村は今、最も訪れたい場所の一つです。核燃料サイクル基地の現状は我々一般人の耳には殆ど入って来ないので次回作には期待したい所です。  http://rokkasho.ameblo.jp/


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偶然 [映画/DVD感想]

攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX 13

攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX 13

  • 出版社/メーカー: バンダイビジュアル
  • 発売日: 2003/12/21
  • メディア: DVD


 ちと遅まきながら今日やっと見終わりました。だから、”最近触れたもんまとめて”
http://blog.so-net.ne.jp/hanarezaru_bibi/2005-10-31
で書いた「ライ麦畑でつかまえて: J.D.サリンジャー」を直前に読んでいたのは、全くの偶然で、両者が関係しているなんて全く知らなかったんだってば!いやあ本当、偶然は怖い。
 ラストシーンで、”笑い男”が本の収蔵庫の管理人っていうのが、図書館好きの私には印象的でした。文字情報と冊子媒体の違いを如実に表したシーンでした。出版科学研究所のデータによれば現実の世界でもインターネットが普及しても、雑誌(文字情報としてインターネットに取って代わられる部分が大きい)の売り上げが減ったが、書籍の売り上げは増加していることから、人々は、文字情報と冊子媒体を、双方の長所を知り、使い分けていることが伺えます(「出版市場8年振り拡大へ」2004.12.25日本経済新聞朝刊)。如何にネット社会が発達しても人々が書籍を手放すことは有り得ないでしょう。
 

電子メディアは研究を変えるのか

電子メディアは研究を変えるのか

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 勁草書房
  • 発売日: 2000/11
  • メディア: 単行本


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空っぽのフィルム 「ランド・オブ・プレンティ」 [映画/DVD感想]

ランド・オブ・プレンティ スペシャル・エディション

ランド・オブ・プレンティ スペシャル・エディション

  • 出版社/メーカー: 角川エンタテインメント
  • 発売日: 2006/05/12
  • メディア: DVD


http://landofplenty.jp/
ヴィム・ヴェンダースの映画でまさか眠くなるとは思わなかった。
この映画は3週間(撮影は実質2週間)で作られた映画だけあって、実に間に合わせの空っぽな映画だ。胸を打つ感動のストーリーがあるわけでもない、恋愛もない、親子愛もない、素晴らしい演技
があるわけでもないし、もちろんアクションもない、風景はまあまあだがとりたてて綺麗というわけではない、メッセージも中途半端、意味深なセリフなし、主人公ラナもこれといって美人でもないし可愛くもないし取り得もない、映画というよりもフィルムの寄せ集め、編集前の段階みたいだ。ポールが暗視カメラ付き完全武装でお婆さんの家に乗り込むあたりはそれなりに笑えるが、苦笑程度だ。少なくとも笑ってる観客はほとんどいなかった(もっとも僕の前のお客さんは「ポール叔父さんの動きはむちゃくちゃ面白かったけど、笑っちゃいけない映画なのかと思って笑えなかった」と言っていた。実にシャイな日本人らしいコメントだ。映画館で拍手をしたり、歓声を上げたりするアメリカ人からは想像もつくまい)。
 この映画は「アメリカ、家族のいる風景」(来年公開予定)の撮影が資金難で延びたので合間に急いで作ってみた映画なのだそうだ。なんじゃそりゃ。ひょっとして資金集めか?
 ロードー・ムービーと銘打ってるが、旅のシーンはほとんどない。トロナにもニューヨークにも一瞬で着いてしまう。ガソリンスタンドも出てきやしない。”「パリ・テキサス」以来の最高傑作”という宣伝文句は誇大広告だ。ナターシャ・キンスキーのセクシーな演技にラナが追いつけるものか。両映画が似てるのは雰囲気だけで、月とスッポン。「パリ・テキサス」は泣けるよ、ナターシャ・キンスキーが最後、子供をぐるぐる回すシーンなんてもう最高!だけど「ランド・オブ・プレンティ」はどこに感動すればいいんだ?役者が感情移入してないのに観客が感動できるわけないだろう!
 9.11はほとんど役割を果たしていない。反戦映画でもない。愛国映画でもない。大体、ベトナム帰還兵を持ってくるあたりが古いだろう、ランボーじゃあるまいし(爆)。全然ベトナム帰りって演技じゃないよな(ラナもアフリカ帰りには見えないなぁ(爆))。よそ者が描いたアメリカ風景なので平和か戦争かどちらの側につくこともできない傍観者ぶりが鼻につく。
 そもそも上映がビックカメラの上っていうのが気に入らない(爆)。そうぞうしい店内で見終わったあと感慨にふけることもできないし、出入り口がよくわかんないし、よみうりホールのおばさん軍団でエレベーターはえらく混んでるしで、環境は最悪だ。
 ショービズで見た宣伝フィルムがあんまりうまく撮れてるんで騙されました。
 映画という形にはまだ成っていないアメリカ西部の空虚な風景集が好きな人はどうぞ!

PS.そうそう音楽のイメージビデオみたいでした。なんたって題名が歌詞から来ているんですから。
   心地よいメロディが更に眠気を誘いました(獏)。

パリ、テキサス

パリ、テキサス

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 1998/10/25
  • メディア: DVD


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色彩異常・児童安全「チャーリーとチョコレート工場」 [映画/DVD感想]

チャーリーとチョコレート工場

チャーリーとチョコレート工場

  • 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
  • 発売日: 2006/10/06
  • メディア: DVD


http://charlie-chocolate.warnerbros.jp/
 とにかくわけのわからない映画だ。「シザーハンズ」といい、こういう発想はどこから湧いてくるのか、全くティム・バートンの頭の中身を覗いてみたい。
 今回、彼独特の原色色彩異常は健在である。いささか消化不良だった「猿の惑星」の憂さをはらすかのように全開バリバリだった。造形異常も復活したが、物語のスケール自体はウィリー・ウォンカの人生追尾ぐらいしかなくてやや背景が小さくなった。なによりも主人公である筈のチャーリーのキャラが余りに立っていない。「ウォンカとチョレート工場」にした方がいいと思うが。とはいえジョニー・デップも二の線が消せないため、いまいち「バットマン」のジョーカーの様な異常さは出せないのがネック。やはり一番のキャラはウンパ・ルンパだろう。彼らがこの映画の真の主人公だ。とにかく一瞬引きそうなティム・バートン独特のブラック・ユーモアも、だれる中盤の展開も、彼らが居れば ノープロブレム。同じ顔、同じ小人の容姿と蟻のように大量な数、無表情とコミカル且つ民族的な躍りで、常に画面に観客の目を惹き付ける安全弁の役目を果たしている。そして彼らが踊る音楽がまた良かった。「シザーハンズ」風メロディから南国風土人リズムからロックまで様々な音楽が組み合わされ、独特の雰囲気を醸し出している。彼らの歌の中に、「子供をテレビに近づけてはいけない。おとぎの国を信じない子供ができる♪」と唄っているのが、昨今の想像力欠如の子供が増える中、本来メディア側であるティム・バートンが、敢えてこういった文句を入れたことを勇気ある行為として評価したい。
 ドゥーク伯爵が歯医者に!(爆)
 モノリスが板チョコに!(爆)
 偉大なSFのパイオニアたちをこんな風にパロって笑えるのもティム・バートンならではだ。

 今回のストーリーは一人も死人が出ない。ベッドシーンはおろかキスシーンもない。裸はおろか水着のネーチャンも出て来ない。安心して子供が観れる映画だ。不自然なくらい良い子のチャーリーとその家族、余りに酷い他の子供達とその両親との対比がこの映画の生命線だ。特にゴールドチケットを早く持って帰れといった店の親父の科白(まさに渡る世間に鬼はなし!)と、貧乏な家族のためにチケットを売るといったチャーリーに、

「そのチケットは世界に5枚しかない。金は世間にたくさん出回っとる。お前はそんな俗っぽいものと交換するつもりか!」

と一喝したおじいさんの科白は最高だ。そう、この世は金が全てじゃない!金で買えないものもあるんだ、ホリエモン!というテーゼを訴える。勝ち組を意識した親子、子供に遠慮し甘やかした親子は、完全懲悪で全て罰を受け、金より家族という、今のグローバルな世界に全く似つかわしくない、有り得ない選択をしたチャーリーに両親はなんにも非難しなかったどころか、最後ウォンカまでも家族として食卓に迎えてしまう懐の広さ、この映画のテーマは「許す」という行為に尽きる。絶対に有り得ない世界の有り得ない設定による幸せ探し、だからこそSFであり美しいのだ。現実逃避と言わば言え!せめてこの荒みきった世の中、たかが127分逃避したところで、決してバチは当らないだろう。
 この映画のブラックユーモアの部分だけを捉えて、「道徳の名を借りた醜悪な児童虐待」と感じた人は、全くナンセンスで的外れだ。なぜなら罰を受けた子供は一人も死んでいないし、血すら流していない。昨今、格好良ければ何でもあり、怖ければなんでもありってんで子供が死ぬ映画がなんと多いことか。それに比べてハッピーエンドで終わらした同監督に賞賛を!おとぎ話や神話で悪い子は必ず罰を受け、そのために冒険の旅に出て行ったりさせられるわけだが、それをまさか児童虐待だとでも?そんなことだから子供の頭に魔女は居なくなったのだ。これはティム・バートンおじさんが作った、とっても不思議なおとぎ話。是非、ご家族でご観賞あれ!

シザーハンズ

シザーハンズ

  • 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
  • 発売日: 1998/09/18
  • メディア: DVD


バットマン

バットマン

  • 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
  • 発売日: 2000/04/21
  • メディア: DVD


PLANET OF THE APES 猿の惑星

PLANET OF THE APES 猿の惑星

  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
  • 発売日: 2004/10/22
  • メディア: DVD

2001年宇宙の旅

2001年宇宙の旅

  • 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
  • 発売日: 2001/08/23
  • メディア: DVD


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クローン戦争 戦後処理 [映画/DVD感想]

スター・ウォーズ エピソード3 / シスの復讐

スター・ウォーズ エピソード3 / シスの復讐

  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
  • 発売日: 2005/11/23
  • メディア: DVD


http://www.foxjapan.com/movies/episode3/index_2.html
 エンドタイトルが流れる中、もう二度とこの音楽を劇場で聞くことはないと思うとまさに「胸が張り裂けそう」(爆)だった。
 無敵の存在として銀河に君臨していたダース・ベイダーが実は贖罪の対象だったとは。イメージが一気に弱々しくなってしまった。鋼鉄の鎧も焼けど治療のためだと知るとリハビリ中の老人みたいで気の毒にすら思えてしまう。

さて私のスターウォーズ順位は、
1.帝国の逆襲
2.スターウォーズ
3.ファントム・メナス
4.シスの復讐
5.ジェダイの復讐
6.クローンの攻撃
となった。本当は、2位にしても良いのだが、記念すべき第一作と長期間おいて再開されたファントム・メナスにはやはり敬意を表したい。
 事前に多くの情報を流され、大筋を結末を知られながらここまで魅せられた内容は賞賛に値する。
正直、途中ダレなかった。「クローンの攻撃」の酷さで期待していなかった分、返って良かったのかもしれない。昨今のマトリックス・リローデット/レボリューションに代表されるCG漬けのみのうんざりする煩い映像は、大分、緩和され人間味のあるSF映画になったのでは。無論、アナキンがダース・ベイダーに変身するくだりは無理やりだ。パドメを殺したと思いつつそのダークサイドに付き従うというのも矛盾している。パンフのその辺の解説も「呆然としていた」「全てを失ってただ一つの途しか残っていなかった」と強引なこじつけをしている。まあ本来なら希望を失ったアナキンは自殺するであろうし、パドメは子供という希望を残して死んだりはしないだろう(しかし、死に際の取ってつけたような命名はなんなんだ!もう少し由来のドラマとかないのか?)。しかしそれでは物語は終わってしまうので仕方ない。アナキンが当初、パドメを救うためダークサイドを利用したのは納得できる。しかし、宇宙を支配しようとした動機は釈然としない。
 クローン戦争の原因を作り出した犯罪人を考えてみたい。第一になんといっても、ジャー・ジャー・ビンクスだ。今回は遂にセリフもなかったが彼は、パドメに代わりナブーの代表(なんでこんな奴が一惑星の代表になれるんだ!)として、共和国軍の創設を元老院に動議し、戦争の契機を作ったにも係らず、誰にも非難されないどころか、パドメの葬式に殊勝な顔で参列している。そういう意味ではナブー女王アパイラナも同罪だ。
 第二にヨーダだ。ファントム・メナスで平和主義者を気取っていた彼は、前作では突如、得意げにクローン軍を操っていたかと思うと、今回はさらに曖昧な予言というか占いで周囲の人間を惑わし(しかも「予言が外れることもある」と天気予報か経済予測のような無責任な発言もしていた)、かつパドメの死に怯えるアナキンに「フォースの一部となることを受入れよ」とトンチンカンなアドバイスを始める始末。挙句の果て、ダース・シディアスとの勝負に勝った(攻撃を跳ね返した)にも係らず、議場から落ちたというだけですごすごと逃げ出し、隠遁を始める始末。ジェダイの長として情けない。
メイス・ウィンドゥは強かった。事実上、パルパティーンを倒した。アナキンに助けられてばかりでいい所がなかったオビワンは、最後、アナキンに会心の勝利を得た。この二人は面目躍如だ。

 C-3POの性格が悪くなったのは記憶を消されたためかー。
それにしても他のジェダイマスターは弱いなあ。クローン軍に一瞬でやられてるし。
パドメは妊婦なのに太ってないなあ。
ダース・シディアスは銀河を支配したんだから分離主義者を始末しなくてもいいと思うが・・。
オビワン機の外付けハイパードライブは、ハイドロジェネードサブロケットを搭載した 科学特捜隊の宇宙用ビートルみたいだなあ(注)
ジェダイマスター:アイラ・セキュラは頭の形といい肌の色といい「フィフスエレメント」の歌手の宇宙人に似てるなあ。
それにしてもアンソニー・ダニエルスもケニー・ベイカーもピーター・メイヒューも出てるのには驚く。失礼ながらまだ生きてたんだって感じ(爆)。

 今回、ファントム・メナスより謎だった「なぜ死ぬと遺体が消えて精神が幻影と共に残るジェダイと、遺体が残り精神は消えるジェダイが居るのか」という疑問にある一定の答えが出された。クワイ・ガンジンが冥界より戻って秘術の修行をしたらしい。しかしクワイ・ガンジン自身はなぜか火葬。秘術の修行をしなかったアナキンまでも蘇っている(しかも先日のTV放送では若返ってる(爆))のはやはり謎だ。
 今回も凝りに凝った造形は健在だった。メカ、生物、惑星風景、まさにシリーズの集大成の名に相応しい。それだけに惜しまれる。是非エピソード7,8,9と作って最後に「遠い昔、遥か銀河系の彼方で」行われた戦いが何らかの形で地球の歴史に続いているという結末を、登場人物の古代風の出で立ちから、ファンは期待して止まないだろう。

DVD ウルトラマン VOL.4

DVD ウルトラマン VOL.4

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2000/01/25
  • メディア: DVD


注)これを観てハイパードライブ付きオビワン機と、ハイドロジェネードサブロケット付きビートルを比較せよ!(爆)


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