偶然 [映画/DVD感想]
ちと遅まきながら今日やっと見終わりました。だから、”最近触れたもんまとめて”
http://blog.so-net.ne.jp/hanarezaru_bibi/2005-10-31
で書いた「ライ麦畑でつかまえて: J.D.サリンジャー」を直前に読んでいたのは、全くの偶然で、両者が関係しているなんて全く知らなかったんだってば!いやあ本当、偶然は怖い。
ラストシーンで、”笑い男”が本の収蔵庫の管理人っていうのが、図書館好きの私には印象的でした。文字情報と冊子媒体の違いを如実に表したシーンでした。出版科学研究所のデータによれば現実の世界でもインターネットが普及しても、雑誌(文字情報としてインターネットに取って代わられる部分が大きい)の売り上げが減ったが、書籍の売り上げは増加していることから、人々は、文字情報と冊子媒体を、双方の長所を知り、使い分けていることが伺えます(「出版市場8年振り拡大へ」2004.12.25日本経済新聞朝刊)。如何にネット社会が発達しても人々が書籍を手放すことは有り得ないでしょう。
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