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ぷるぷるぷるぷるプルトニウム漏れ [原発反対]

やっぱり絶対危ねぇって、プルトニウム!

 青森県六ケ所村の核燃料再処理工場で、プルトニウムを含む水約40リットルが、3月31日の試運転開始から僅か2週間弱で漏れてしまった。

例によって、「放射能の影響はない」という見解だけは、やたらと判断が早い。もう100%の自信を持った決まり文句のようだ。
その癖、事故を公表したのは発生から、なんと35時間後だ。なんでもこの程度のトラブルは、”軽度”として処理されるんだそうだ。呆れてものも言えない。
http://mytown.asahi.com/aomori/news.php?k_id=0200000060413000
こんなんでプルサーマルなんてできるのか?それでも「試運転スケジュールに変更はない」という。

それにしても、青森県のコメントは笑える。”慎重にやってほしい”ってなんだ(爆)?事故が起きようが起きまいが、関係者は皆これ以上はないっていうぐらい慎重にやってるだろうさ。逆に言うといくら慎重にやっても事故は起きるもんだってことだろう。絶対安全なんてことは、人間の作ったものである以上有り得ないんだから。原発や再処理工場を作った人は神様じゃないんだからさ。でもプルトニウム再処理工場なんていうのは、たった1回のミスで日本はおろか世界中の人命に係るほどの大事故に繋がる可能性がある。だからやめて欲しいのだ。これはもう青森県だけの問題じゃない。いくら東京から最果ての地に遠ざけたところで一度、大事故が起きれば被害は局地的なものに止まらない。それは我々が人間である限りいつか絶対に起きることなのだ。それほど恐ろしいものを僕らは既に国内に大量に抱え込んじまっている。


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終わる日本、終わる地球 [原発反対]

 ここ数日間で日本の将来を揺るがす二つの方針転換が経済産業省によって固められた。
一つは「原発の定期検査廃止」。もう一つは「原発運転中の点検を可能にする」ことである。
どちらも起因は、京都議定書の施行によるC02削減を目的とした原発のフル活用、稼働率UPを目指しているが、全く本末転倒な話である。以前にも書いたが、CO2と放射能のどちらが危険か?子供にもわかる問題だ。単にCO2を削減するためだけの発電方法なら水力、風力、地熱、バイオマス、波力、潮力、燃料電池、太陽光と選択肢はいくらでもあるはず。ましてCO2を削減する目的なら車の排気ガスを減らすことの方がよっぽど急務である。みんな車に乗るな!余計なドライブは控えろ!モルジブが沈むぞ!グリーンランドの氷河が消えるぞ!アデリーペンギンや北極熊や沖縄の珊瑚は全滅だ!温暖化問題は確かに重要だ。だからといって原子力の推進は絶対間違っている。定期検査廃止は電力業界の強い要望による。またしても企業の利益重視、国民への安全性無視の構図が見える。国の定期検査廃止後は電力会社の自主検査に任せることになるというが、経済産業省は東電のデーター隠しを忘れてしまったのだろうか、関電の美浜原発事故を無視しているのだろうか。全く信じられない。さらに運転中の検査や補修は日本では全く未知の世界である。どんなトラブルを招くか想像もつかない。
折りしも日本原子力開発機構は1995年の事故で停止した高速増殖炉「もんじゅ」破損部切断作業を公開し2008年の運転再開を目指すと公言している。日本のこのところの原子力政策の強気はアメリカの方針転換による。時代逆行が得意技のブッシュ大統領は、温暖化防止によるC02削減など全く考えていないが、「化石燃料依存からの脱却」を図って(以前も書いたが原子力は電気を起こすだけで資源エネルギーではないため石油の代わりには全くならないのだが)、原子力の推進を政策の目玉にしたいらしい。現在、イランでは平和目的の宣言のもとにウラン濃縮がすすめられ、それを阻む米国に対し、石油輸出制限カードをちらつかせている。石油価格の高騰は米国経済を圧迫し、車の売れ行きにも影響し、結果GMはスズキ株の売却を表明した。ブッシュはカーター元大統領が1977年に封印した再処理、眠れる悪魔を再び起こそうとしている。さらにインドにまで原子力協力を表明、インドやイスラエルはOKなのになぜイランはだめなのか?全く説明がつかない。では日本はどうかいうと非核兵器保有国で唯一IAEAと米国から再処理を認められ、六ヶ所村に大量のプルトニウムを抱えつつある。肝心の高速増殖炉は全く動いていないが玄海原子力発電所3号機ではプルサーマルの計画が着々と進められている。いわば特別扱いだ。これではイランや北朝鮮に説明がつくのだろうか?唯一の被爆国として日本がなすべきことが他にあるのではないだろうか。
しかし、前述するように日本の原子力政策は全く逆の動きを見せている。東芝はウエスチングハウス社を買収し、発展途上国にまで原発を売ろうとしている。日本経済新聞は日本の濃縮・再処理の国際管理への参加を社説で唱えているが、一歩進んで、一度は構想された高レベル廃棄物の直接処分をもう一度論議すべきである。たとえ、再処理を行ったところで結局高レベル廃棄物の大部分は残りどこかに埋設しなければならない。狭い島国地震国日本の一体どこにそんなものを埋める場所があるというのか。もう出来てしまったプルトニウムはしょうがないが、これからは時代に逆行するバカブッシュの行動には惑わされず原発廃止に向けてこれ以上一基でも原発と廃棄物を増やさないでもらいたい。
 そんな中、関西電力は久美浜原発の建設を断念した、という希望のニュースも入ってきた。地域住民の根強い反対が今回の勝利を生んだ。まだまだ日本の中にも賢明な選択をできる人たちがいる!なかなか捨てたもんじゃないぜ、日本人!原発新規建設反対!プルサーマル反対!もんじゅ再稼動反対!定期検査廃止反対!原発運転中の点検反対!くたばれブッシュ、おまえんちの庭に高レベル廃棄物を埋めてやる!!!


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原子力で飛行機は飛ばない! CO2と放射能はどっちが危険? [原発反対]

 

東京に原発を!

東京に原発を!

  • 作者: 広瀬 隆
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 1986/08
  • メディア: 文庫


なぜ、NHKは、カザフスタンの奥地やドイツのカルカーまで行って、核の恐怖を告発する前にもっと近い六ヶ所村にて核の恐怖を訴えないのか。
 青森県六ヶ所村には、長崎に落とされたプルトニウム型原爆の何百倍何千倍ものプルトニウムが
眠っている。それを燃やすはずだった高速増殖炉「もんじゅ」は、平成7年のナトリウム漏れ事故のあと、10年間、放棄されていた。一時は、ウランを燃やすように作られた普通の原子炉で、プルトニウムを燃やすプルサーマル計画を実行に移そうとしたが、関西電力の死亡事故、東京電力の虚偽検査発覚の前に断念し、再び亡霊「もんじゅ」の合法性を唱えた(もんじゅ行政訴訟で最高裁が、国側勝訴の判決)。

 日本は、原子力開発の正当性をなんとか、理由付けようとしてきた。まず始めに資源小国を理由に石油に変わる次世代エネルギーとして原子力の有効性を訴えた。しかしこの嘘のカラクリを私の中で解いてくれたのが広瀬 隆「東京に原発を!」をだった。

 「石油資源のうち、あるものはガソリンとなり、あるものは電気を生むが、六割はプラスチックなどの原料となる。つまり石油はエネルギー資源であると同時に原料資源である。これに対し、原子力は逆立ちしても電気を生み出すだけで原料を生産しない。石油がこの世からなくなれば原子力発電所の建設と運転も不可能になる。原子力が石油に取って代わる未来など存在しない。石油が消えた未来を考えてみよう。石油に頼っているプラスチック、衣類(ナイロンなど化学繊維)、建材、テレビ、洗濯機、冷蔵庫などはすべてなくなってしまう(それを燃料とする自動車もジェット機も大型貨物船も全て動かない。)。そこに原子力発電所が存在し、中世の生活様式のなかに電気だけが豊富にある?このような世界があるはずがない。」(一部「東京に原発を!」より抜粋)。

 昨今、JALの以前なら考えられないような点検ミスによる事故が多発しているが、これは原油価格の高騰と密接に関係している。原子力空母や原子力潜水艦は存在するが、原子力ジャンボ旅客機などというものは聞いたことがない(勿論、原子力ダンプカーも原子力大型貨物船もない)。ジェット機は石油がないと飛べない。しかし原油価格の高騰は、利益確保のため大幅なコストダウンを迫られ、それが人件費や点検費用など削減を招き引いては安全を犠牲にしている。 

 しかし世間の人々はこの嘘のカラクリを見抜けない。日経新聞なども未だに石油に代わる次世代エネルギーの一つに原子力を上げるコラムを書いている。

 また、石油より先に原子力発電所の燃料となるウランが埋蔵量的に無くなる、という冷たい現実もある。日本はこの現実を隠すために夢の原子炉「高速増殖炉」を言い出した。つまり原子力発電を行った後に残る高レベル廃棄物「死の灰」からプルトニウムを取り出して再び燃やすことで永遠にエネルギーが確保できるような錯覚を国民に起こさせた。しかし実際には、「死の灰」から取り出せるプルトニウムはごく僅かで、全部がプルトニウムになるわけではない。つまりウランがなくなれば高速増殖炉も立ち行かなくなる。また、その稼動は余りに危険かつ困難であり、既にイギリス、ドイツ、アメリカなど先進国は計画を放棄している。にも係らず、日本は計画中止の検討をやめてしまっった。

 三つ目に地球温暖化に伴い、京都議定書の発行(実際にはアメリカと中国の離脱により骨抜きになった)がなされ、ホスト国の日本はCO2の削減を率先して行うべきであるが、テレビCMで原子力には素人な早稲田大学の某エジプト考古学教授に「原子力はCO2を出さないクリーンなエネルギーです。」などと馬鹿なことを言わせて原子力の正統性を位置付けようとした。CO2排出に火力発電が占める割り合いは少ない。
 放射能と二酸化炭素はどっちが危険か?子供にもわかるレベルの質問だ。

 さらに最近はNUMOのテレビCMで高レベル廃棄物の地層処分を「国民の宿題」と言い出した。地震国日本の一体どこに埋める場所があるというのか。「国民の宿題」と言い出した人の庭に埋めてやりたい。

 日本が高速増殖炉をあきらめない理由、プルトニウムを手放さない理由は一つしかない。それは核開発である。それ以外の理由は全部嘘だと思っていい。唯一の被爆国は今核大国となりつつある。原子炉の中で行なわれている核反応と核爆発は仕組みは同じだ。ただ、それを緩やかに行うか急激に行うかの違いである。お湯を沸かしてその蒸気でタービンを回すためだけにわざわざ核分裂を行う必要がどこにあるのか。風力発電はデンマークやドイツで、主力エネルギーになりつつある。工業国スイスでは水力発電が今もさかんだ。しかし日本ではこれらを陳腐な、時代遅れなものに見せようとする意図が感じられる。さらに火山国日本では地熱発電が非常に有効だが、実際には試験的に行われているだけでそのエネルギーは温泉ぐらいにしか使われていない。

 燃料電池は実際に”電池”ではなく発電機なのだが、そのイメージを持たせないようにしている。
実際、一家に1台小型燃料電池があれば原子力発電は全く不要となる。新日本石油では家庭用燃料電池のリースを始める。現在は天然ガスが燃料だが、日本近海に豊富に存在するメタンハイドレードなど利用すれば日本は一気にエネルギー大国となれる。しかし、政府は何にもしない。中国が開発に及んで突然文句を言い始めた東シナ海大陸棚の天然ガスなどもう30年も前から社会科の教科書にも載っていることであり、今まで何もしなかった政府の対応の遅さに呆れるばかりだ。

http://www.numo.or.jp/
http://www.nissekigas.co.jp/business/lfc/shohinka.htm

恐怖の放射性廃棄物―プルトニウム時代の終り

恐怖の放射性廃棄物―プルトニウム時代の終り

  • 作者: 広瀬 隆
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 1999/08
  • メディア: 文庫


チェルノブイリ報告

チェルノブイリ報告

  • 作者: 広河 隆一
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 1991/04
  • メディア: 新書


日本のゆくえアジアのゆくえ

日本のゆくえアジアのゆくえ

  • 作者: 広瀬 隆
  • 出版社/メーカー: 日本実業出版社
  • 発売日: 2004/09/16
  • メディア: 単行本


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