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『忌野清志郎 ナニワ・サリバン・ショー~感度サイコー!!!~』 [映画/DVD感想]

http://www.nanisari.jp/
映画『忌野清志郎 ナニワ・サリバンショー 感度サイコー!!!』本日(11/26)公開!横浜ブルグ13に観に行ったぜ!

俺は清志郎のファンだから、2時間ずっと清志郎が歌ってればいいじゃん?と思ってしまうのだが、正直、「ゲストの頑張り過ぎだ!」(笑)

まあ、過去に行われたライブを繋ぎ合わせて、それに現在のミュージシャンや俳優の、大阪でのロケやラジオDJをやる様子を付け足した映画だからね(^_^;)ライブ内容としてはもう決まってるんですよ。でもゲストって俺の嫌いな奴も出てるじゃないスか。CHARAなんか2番歌詞忘れて黙っちゃうし。矢野顕子は自分の歌を清志郎に歌わせるし(笑)。中村獅童は勘違いした恰好で現れるし。
他の人は皆1曲しか歌わないのに坂本冬美だけいくら歌が上手いからって2曲も歌ってるし(笑)。

でも清志郎にはそれら全てを包み込んでしまう大きさがある。そしてゲストがどんなに目立とうと思っても清志郎が1番、目立つ。それでいてゲストに物凄い気を遣うんだよね。そして自分も目一杯動き回る・・・・こういう人は癌になりやすいんですよ(^_^;)。
働きすぎ、気を遣い過ぎです。

最後の曲、仲井戸麗市のギターによる『夜の散歩をしないかね』の清志郎の声は本当に美しい。清志郎の高校時代の同級生であり親友である三浦友和は『文藝別冊』で
「才能があってなおかつ誰よりも努力を重ねたとしても、どうしても手の届かない遥か遠い領域がある。それが天才と呼ばれる人たちがいる場所だ。高校当時から清志郎はまぎれもない天才だった。」
と清志郎を評すが、まさに天から授かった声である。
チャボの語りはもう言い尽くされた感があるがやはりこの人以外に最後を締められる人はいないだろう。

「スローバラード」では私は涙が出たし、
「うしろの奴らのために」では思わず声を出して皆さん笑っていた。

間寛平の淡々とした走りも良かった。

思うにゲストが目立つ構成は「清志郎のいなくなった今の世界」をきちんと描くためだったのかもしれない。 ただ思い出に浸るのではなく、清志郎の音楽を引き継ぐ者がこんなにいるんだ!と伝えるために・・・

映画館のライブは辛いスよ。立って歌えるわけじゃないしね。皆、そう考えたのか初日の夜でもガラガラだった。でも予想より遥かに面白かった。単なるライブ映像のドキュメンタリーではなく、ちゃんと映画になってた。
みんな見るべし!

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