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環太平洋型階段ピラミッド「熊山遺跡」(岡山県) [山岳/巨石信仰・史跡探訪]


この日は、とにかく土砂降りだった。山陽本線熊山駅から徒歩2時間、最初は小雨の中、ピクニックコースの様な軽い傾斜で始まる熊山の道を気軽に登り始めたら途中から、急勾配の胸突き八丁の岩石道を滝の様に水が流れて、もうほとんど山伏の修行のようだった。それでもここまで来たら戻るに戻れず最後まで意地で登頂してしまったら、涼しい顔でタクシーで訪れている老夫婦と出会ってちょっと悔しかった(爆)。なに、車で霊山に登るなんて邪道ですよ!

内部に筒型容器とその中に三彩軸の壷などが収められていたそうだ。筒型容器は天理参考館にあるそうだが、中身は失われている。2007年1月20日、TBS「世界不思議発見!」http://www.tbs.co.jp/f-hakken/mystery994_1.htmlで筒型容器が放映されたが男根の様な形をしている。また類似史跡として仏教建造物である奈良の「頭塔」が紹介された。http://www.pref.nara.jp/bunkaz/zuto/
感覚的には、インドネシアやミクロネシアなどにある階段状のピラミッドにそっくりで、熊山そのものが恐らくテラス状遺構が確認された黒又山の様な縄文人の山岳信仰遺跡で、それをその後の人々が当時の宗教に合わせて利用・改築したものと考えられる。


特徴はこの穴だ。「がん」と呼ばれているが用途は不明である。何らかのお供えをしたと思われる。
地図:
http://map.yahoo.co.jp/pl?nl=34.45.37.560&el=134.7.24.434&la=1&sc=4&CE.x=243&CE.y=159


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