最近観たもの 「交渉人とダンス」 [映画/DVD感想]
リチャード・ギアが格好良すぎてつまらない。邦画「シャルウイダンス」では主人公がさえないサラリーマンで、そういう人がダンスをするというちぐはぐさがウケたのに、リチャード・ギアはなんと弁護士なのだ。おまけにアメリカは日本よりダンスが社会に浸透しているからリチャード・ギアのような西洋人がダンスをしてもちっとも変じゃないのである。最後のシーンも日本版は主人公がよれよれの会社スーツで行くのに、リチャード・ギアはわざわざタキシードに着替えてバラかなんか持って、しかも奥さんと踊ってしまう。これでは男の夢がない。台無しである。また相手の女性のダンスの内容も社交ダンスというよりセクシーダンスみたいで清楚さが感じられない。
とにかくベタである。指輪を落とすギャグもベタベタだし、犯人の爆破予定場所が恋人の待ってる場所というご都合主義も鼻につくし、とにかく展開が読めてしまう。交渉人と行っても真下は特に交渉らしいことは何もしていないので誰でも良かった気がする。設定がクリスマスというのも季節外れである。しかも長過ぎる!こんな映画が人気あるなんて作り手も観客も疲れているんだなという気がする。
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